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インストールガイド

FUJITSU Software Agile+ Relief V1.1.1 ( ノードロックライセンス版 )

このたびは、Agile+ Relief V1.1.1(以降、Agile+ Reliefと略します)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
本書では、製品の取り扱い方法、ご使用時に注意すべき事項等について説明しています。
製品をご使用になる前に、必ずご一読ください。
また、旧バージョンをお使いの方は、「改善事項説明書」も必ずご一読ください。
(「改善事項説明書」はインストール後に参照することができます。)

※注意:インストールを実施するとマシンの再起動が必要になる場合があります。

本書の構成

  1. 概要
  2. インストール方法
  3. アンインストール方法
  4. サンプルプログラムの確認方法
付録 ライセンスサーバシステムのメッセージと対処方法

本書に記載されている名称について
Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国および、その他の国における商標または登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

FlexNet Publisherについて
本書は Agile+ Relief と FlexNet Publisherの基本的なインストール方法のみを解説しています。
FlexNet Publisher の使用法は、CD-ROM内のアドミニストレーションガイド ( fnp_LicAdmin.pdf ) をご参照ください。
なお、本書では Flexera Software LLC. FlexNet Publisher の画面をスクリーンショットとして引用しています。



1.概要

1.1 Agile+ Reliefの構成
1.2 ライセンス管理

1.1 Agile+ Reliefの構成

Agile+ Reliefの構成は次のようになっています。
  • Agile+ Relief C/C++
  • Agile+ Relief J
  • Agile+ Relief 指摘メッセージビューア(以降、指摘メッセージビューアと略します)

注意
  • 指摘メッセージビューアの機能を使用するには別途、Agile+ Reliefのライセンス購入が必要です。
  • Agile+ Relief J は、指摘メッセージビューアに対応していません。
  • Agile+ Relief J は、日本語OSで英語バージョンを使用できません。

1.2 ライセンス管理

Agile+ Relief は、Flexera Software LLC. FlexNet Publisher を使用してライセンス管理を行っています。
この管理システムは、あらゆる操作時にライセンスのチェックを行い、失敗するとAgile+ Reliefを動作させることができません。
Agile+ Relief を動作させるためには、弊社からご提供するライセンスファイルを、ライセンス管理システムに適切に設定する必要があります。

このライセンス管理システムを、以降 ライセンスサーバシステム と呼びます。



2.インストール方法

2.1 インストール時の注意事項
2.2 Agile+ Reliefのインストール
2.3 Agile+ Reliefの起動

※ 画像をクリックすると拡大して表示されます。


2.1 インストール時の注意事項

  • Agile+ Relief は複数台のマシンにインストールすることはできません。また、インストールするマシンを変更する場合は、アンインストール後、新しいマシン用のライセンスファイルを再度申請してください。

  • 旧バージョンがインストールされている場合には、アンインストールした後、インストールを開始してください。
    旧バージョンのAgile+ Reliefがインストールされているフォルダに、Agile+ Reliefをインストールした場合、警告が出力されずに上書きインストールされます。

  • 1つの環境に、Agile+ Relief(32ビット版)とAgile+ Relief(64ビット版)をインストールすることはできません。

  • Agile+ Relief Jは、動作環境としてJDK、およびEclipseを必要とします。
    Agile+ Relief J(32ビット版)をご利用の場合は、JDK(32ビット版)、およびEclipse(32ビット版)を使用してください。
    Agile+ Relief J(64ビット版)をご利用の場合は、JDK(64ビット版)、およびEclipse(64ビット版)を使用してください。
    インストール後に、スタートメニューの[FUJITSU Software Agile+ Relief J V1.1.1] - [ コードチェック操作手引書 ] を参照し、必要な設定を実施してください。

  • Agile+ Relief J は、インストールフォルダのパス名に以下の記号を含むことはできません。
          "^"     "&"     ";"

2.2 Agile+ Relief のインストール


以下の手順で、Agile+ Reliefをインストールします。

  1. インストールCD-ROMをコンピュータにセットします。
  1. インストールするプログラムの選択画面が表示されたら、以下の操作を行います。
    1. Agile+ Relief(32ビット版)をインストールする場合
       [Agile+ Relief(32ビット版)] ボタンを選択します。

    2. Agile+ Relief(64ビット版)をインストールする場合
       [Agile+ Relief(64ビット版)] ボタンを選択します。

    ※ Agile+ ReliefをインストールするOSに合わせて、32ビット版、64ビット版を選択してください。
        ただし、64ビットOSの場合でも開発環境が32ビット版を必要とする場合は、32ビット版を選択してください。
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  1. インストールする言語を選択します。

    ※ 日本語OS以外で日本語を選択することはできません。
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  1. Agile+ Relief インストールプログラムが起動されたら、メッセージに従ってインストールを進めます。
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  1. [機能の選択] ではインストールする機能を選択します。

    ※ Agile+ Reliefを購入されていない場合は [指摘メッセージビューア] のインストールは不要です。
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  1. インストーラのメッセージに従ってインストールを完了してください。

    正常にインストールが完了すると [InstallShield Wizard の完了] が表示されます。
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2.3 Agile+ Relief の起動


以下の手順で、Agile+ Reliefを起動します。

  1. 弊社より別途提供されるライセンスファイルを、任意のフォルダに格納します。
  1. Agile+ Reliefを起動します。
  1. 図のダイアログが表示されず、Agile+ Reliefが起動できた場合

     これで作業は終了です。Agile+ Reliefを使用できる環境が整いました。

  2. 図のダイアログが表示されず、Agile+ Reliefも起動できなかった場合

     手順1. で格納したライセンスファイルのパスを以下の形式で環境変数に設定し、再度Agile+ Reliefを起動してください。
    設定値 変数名
    FST_LICENSE_FILE ライセンスファイルのパス

  3. 図のダイアログが表示された場合

     手順 3. に進んでください。
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  1. 図のダイアログで、"Specify the License File" を選択し、[Next]をクリックします。
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  1. 手順1. で格納したライセンスファイルのパスを入力します。値を入力したら、[Next]をクリックします。
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  1. 正常に認証されると、図のダイアログが表示されます。[Finish]をクリックし、認証を完了してください。

    図のダイアログが表示されず、正常に認証できなかった場合は、手順 2. の [b. 図のダイアログが表示されず、Agile+ Reliefも起動できなかった場合] で説明する手順を行ってください。
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3.アンインストール方法

以下の手順で、Agile+ Reliefをアンインストールします。

  1. コントロールパネルの [プログラムと機能]、またはWindowsの設定の[システム](※1)配下の[アプリと機能]を開きます。
    (※1) ご利用のOSのバージョンによっては、[アプリ]となる場合もあります。
  1. Agile+ Relief(32ビット版)をご利用の場合は、[FUJITSU Software Agile+ Relief V1.1.1]を削除してください。
    Agile+ Relief(64ビット版)をご利用の場合は、[FUJITSU Software Agile+ Relief V1.1.1 (x64 edition)]を削除してください。


4.サンプルプログラムの確認方法

サンプルプログラムの使用方法は以下を参照してください。
  • Agile+ Relief C/C++
    ヘルプ の [Agile+ Relief C/C++を使う] - [使ってみる] - [Agile+ Relief C/C++を使ってみる]

  • Agile+ Relief J
    コードチェック操作手引書 の [第4章 コードチェックの使い方]


付録 ライセンスサーバシステムのメッセージと対処方法

ライセンスサーバシステムで検出するメッセージ、補足・対処方法を説明します。
その他ご不明な点については、弊社の問い合わせ先にご連絡ください。


メッセージ一覧
LICENSE_1004 Licensed number of users already reached.
想定される原因 対処方法
ライセンス数の上限を超えました。 Agile+ Reliefが既に起動されていないか確認してください。
LICENSE_1009 Invalid host.
想定される原因 対処方法
指定されたライセンスファイルは、ご使用のコンピュータのものではありません。
弊社への申請時のMACアドレスが間違っていたか、他のコンピュータのライセンスファイルを指定した可能性があります。
弊社への申請時のMACアドレスが間違っていた場合は、再度、正しいMACアドレスでライセンスファイルを取得してください。その他の場合は、2.3 Agile+ Relief の起動を参照し、適切なライセンスファイルが指定されているか確認してください。
LICENSE_1015 Cannot connect to license server system.
想定される原因 対処方法
Agile+ Relief起動時に設定した、コンピュータの情報が誤っている可能性があります。 2.3 Agile+ Relief の起動を参照し、設定が正常になされているか確認してください。
LICENSE_1025 License server system does not support this version of this feature.
想定される原因 対処方法
旧バージョンのライセンスファイルを参照している可能性があります。 2.3 Agile+ Relief の起動を参照し、適切なライセンスファイルが指定されているか確認してください。
LICENSE_1073 Local checkout filter rejected request.
想定される原因 対処方法
旧バージョンのライセンスファイルを参照している可能性があります。 2.3 Agile+ Relief の起動を参照し、適切なライセンスファイルが指定されているか確認してください。
LICENSE_1095 Network connect to THIS_HOST failed.
想定される原因 対処方法
誤ったライセンスファイルを参照している可能性があります。 2.3 Agile+ Relief の起動を参照し、適切なライセンスファイルが指定されているか確認してください。
LICENSE_1103 Cannot checkout an uncounted license within a Windows Terminal Services guest session.
想定される原因 対処方法
リモート接続環境で、Agile+ Reliefを起動しています。 ノードロックライセンス版はリモート操作では使用できません。Agile+ Reliefがインストールされているマシンで直接ご使用ください。
Error in saving configuration settings: You are not a license administrator.
想定される原因 対処方法
コンピュータの情報の保存に失敗しました。 2.3 Agile+ Relief の起動の手順 2. の [b. 図のダイアログが表示されず、Agile+ Reliefも起動できなかった場合] を参照し、環境変数にライセンスファイルのパスを設定してください。その後、再度、Agile+ Reliefを起動してください。