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Enterprise Postgres 15 Community Edition ユーザーズガイド

B.2.5 C言語による埋め込みSQL

C言語による埋め込みSQLの利用方法について説明します。なお、データベースへの接続方法については、OSSのドキュメントを参照してください。

B.2.5.1 開発環境

開発、および実行するアーキテクチャのFujitsu Enterprise Postgres Clientパッケージをインストールしてください。

参照

C言語アプリケーションの開発に必要なCコンパイラについては、以下を参照してください。

注意

C++言語はサポートしていません。埋め込みSQL部分をC言語で記述しライブラリ化してから、C++から利用してください。

B.2.5.2 セットアップ

B.2.5.2.1 環境設定

C言語による埋め込みSQLを利用する場合は、C言語用ライブラリ(libpq)を利用する場合と同様の環境設定が必要です。C言語用ライブラリでの環境設定については、“C言語用ライブラリ(libpq)”の“B.2.4.2.1 環境設定”を参照してください。

また、プレコンパイラecpgに対する以下のパスを設定してください。

LinuxLinuxの場合
<Fujitsu Enterprise Postgres クライアント機能のインストールディレクトリ>/bin
WindowsWindows(R)の場合
<Fujitsu Enterprise Postgres クライアント機能のインストールディレクトリ>\bin

B.2.5.2.2 メッセージの言語およびアプリケーションが使用する符号化方式の設定

メッセージの言語およびアプリケーションが使用する符号化方式の設定については、C言語用ライブラリを利用する場合と同様の環境設定が必要です。

ただし、埋め込みSQLでは、符号化方式の設定において、PQsetClientEncoding関数は使用できません。埋め込みSQLでSETコマンドを使用し、client_encodingに符号化方式を指定してください

C言語用ライブラリでの設定については、“C言語用ライブラリ(libpq)”の“B.2.4.2.2 メッセージの言語およびアプリケーションが使用する符号化方式の設定”を参照してください。

B.2.5.2.3 通信データを暗号化する場合の設定

通信データを暗号化する場合は、C言語用ライブラリ(libpq)を利用する場合と同様の設定が必要です。

C言語用ライブラリでの環境設定については、“C言語用ライブラリ(libpq)”の“B.2.4.2.3 通信データを暗号化する場合の設定”を参照してください。