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Enterprise Postgres 15 Community Edition ユーザーズガイド

3.1 インストール前の作業

Fujitsu Enterprise Postgresをインストールする前に、以下のシステム環境を確認してください。

Linux実行可能ユーザー

インストールおよびアンインストールは以下のいずれかのユーザーで実行します。

  • スーパーユーザー

    以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

    $ su -
    Password:******
  • システム管理者

    システム管理者についてはOSのマニュアルをご確認ください。

    注意

    システム管理者でコマンドを実行する際、スーパーユーザー権限が必要なコマンドが複数あります。

    OSのマニュアルを確認し、設定を行ってください。なお、コマンド欄にはallを指定してください。

インストール済製品の確認とインストール方法の決定

以下の操作で、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を起動して、インストールされている製品を確認してください。

Linux
# /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c

インストールされている製品は、“インストール済みソフトウェア”の一覧に表示されます。

確認後は“q”を入力してリターンキーを押し、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了してください。

WindowsWindowsの[すべてのプログラム]または[すべてのアプリ]の[Fujitsu]から、[アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックします。

すでに、Fujitsu Enterprise Postgresがインストールされている場合は、インストール方法として以下を実施してください。

Windowsインストール済のNpgsql/ODBCの削除

Windowsクライアントの場合に実施が必要です。

システムにNpgsqlまたはODBCがインストール済の場合は、NpgsqlまたはODBCを削除してください。Windowsクライアントが提供するNpgsqlまたはODBCがインストール済の場合は、Windowsクライアントをアンインストールしてください。その後、Fujitsu Enterprise Postgres Community Editionをインストールしてください。

LinuxJRE 8のインストール

SLESの場合は、JRE 8のインストール、および環境変数 JAVA_HOMEの設定を実施してください。

適用済の修正の削除

インストール方法として、再インストールを行う場合は、以下の手順で適用済の修正を削除してください。

注意

修正を削除せずに製品のインストールを行うと、以下の問題が発生します。

  • 再インストールの場合

    同じ修正番号の同じ版数の修正を適用すると、すでに適用済のエラーになります。
    修正を削除後に再インストールを行ってください。

1. 適用されている修正の表示

以下のコマンドを実行して適用されている修正を表示します。

Linux
# /opt/FJSVfupde/bin/uam showup
Windows
C:\>uam showup
2. 修正の削除

以下のコマンドを実行して、修正を削除します。同じ修正番号の修正が複数適用されている場合は、版数の大きい順に削除します。

Linux
# /opt/FJSVfupde/bin/uam remove -i 修正番号

注意

実行中のユーザの環境変数LD_LIBRARY_PATHにインストールディレクトリ/libを設定している場合は、LD_LIBRARY_PATHからインストールディレクトリ/libを削除してください。

Windows
C:\>uam remove -i 修正番号

Windowsサービスの確認

Windows Installerのサービスが起動されている必要があります。

Windowsインストールモード/実行モードの切替え

Windows Server(R) 2016、Windows Server(R) 2019またはWindows Server(R) 2022で、リモートデスクトップサービスをアプリケーションサーバモードでインストールしている場合は、インストールを行う前に以下のコマンドを実行し、インストールモードへの切替えを行う必要があります。またインストールが終了したあとは、以下のコマンドを実行し、実行モードに切替えてください。

【インストール前】

CHANGE USER /INSTALL

【インストール後】

CHANGE USER /EXECUTE