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Big Data Integration ServerV1.5.0 検索編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

2.1.1 プロセス構成

Shunsakuのプロセス構成図を以下に示します。


図2.1 Shunsakuのプロセス構成図


Shunsakuには、以下の4つのプロセスが配置されています。
これらのプロセスで構成されるシステム全体をShunsakuシステムと呼びます。

プロセス

役割

conductor

directorの管理、アプリケーションからの要求の受け付け、およびdirectorやsorterへの要求の発行

director

searcherの管理、データ管理(検索条件に合致したデータの取出し)

sorter

検索結果のソート(並べ替え)、集計の実行

searcher

検索条件の評価


上記プロセスは、それぞれ1つに集約することもできます。また、conductor以外のプロセスは、複数のサーバに複数配置することもできます。以下は各プロセスを分散、集約配置する場合のメリットです。

観点

分散配置する場合

集約配置する場合

検索処理時間

減少(注1)

増加

起動(縮退)時間

減少

増加

運用コスト

増加

減少

注1) directorプロセスだけを分散配置しただけでは、検索処理時間は増加する場合があります。


各プロセスについて、分散、集約配置するメリットとデメリットは以下のとおりです。

プロセス

分散配置する場合

集約する場合

メリット

デメリット

メリット

デメリット

director

起動時間短縮

運用コスト増加

運用コスト減少

起動時間増大

sorter

同時処理数増加

運用コスト増加

運用コスト減少

同時処理数減少

searcher

  • 起動・縮退時間短縮(注)

  • 検索/更新時間短縮

運用コスト増加

運用コスト減少

  • 起動・縮退時間増大

  • 検索/更新時間増大

注) ディスク装置やネットワークには性能上限があります。そのため、searcherを分散させても起動時間が短縮できない場合があります。