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Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング
FUJITSU Software

8.2.47 Web連携機能APIを使用したWebアプリケーションを運用している環境で、Webクライアントで帳票を表示しようとすると空白の画面が表示される、または、1ページ目以外のページが表示される。

[詳細]

[環境]および[条件1]を満たしている場合に、空白の画面が表示される。

[環境]および[条件2]を満たしている場合に、1ページ目以外のページで帳票が表示される。

[環境]

Webアプリケーションに、以下のいずれかのメソッドが使用されている。

  • Javaクラス(ListConfig)のaddSheetPathメソッド

  • Javaクラス(ListConfig)のsetSheetPathメソッド

[条件1]

以下の順序でWebアプリケーションを操作する。

  1. 帳票を選択し、表示する。

  2. 帳票表示画面以外の画面に遷移する。

  3. 帳票を選択し、表示する。

[条件2]

以下の順序でWebアプリケーションを操作する。

  1. 帳票を選択し、表示する。

  2. 帳票表示画面で、別のページを表示する。

  3. 帳票表示画面以外の画面に遷移する。

  4. 帳票を選択し、表示する。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因]

List Worksの仕様です。

[対処]

以下の対処を行ってください。

■Windows版V10.3.0以降、または、Solaris版V10.1.0の場合(注)

Web連携の環境設定ファイル(ListGateway.propertiesファイル)に、以下の設定を追加してください。

  api.listconfig.setsheetpath.init=1

ただし、上記の設定を行うと、以下のメソッドの復帰値が「-1」以外の値で返却されていましたが、「-1」で返却されるようになります。

  • getActivePageメソッド

  • getSheetNoメソッド

このため、上記のメソッドを使用している場合は、Webアプリケーションを見直してください。

なお、元の動作に戻す場合は「api.listconfig.setsheetpath.init」に「0」を指定してください。


Web連携の環境設定ファイル(ListGateway.propertiesファイル)は、以下に格納されています。

  • Windows版の場合

      List Worksのインストール先フォルダ\Web\property
  • Solaris版の場合

      /$DIR/FJSVlw-gw/property ($DIRはWeb連携のインストール先ディレクトリでデフォルトはopt)
■上記以外の場合

対処はありません。

注:

Windows版V10.3.0、または、Solaris版V10.1.0を使用している場合は、以下の緊急修正を適用した後で設定してください。

  • Windows版V10.3.0の場合

    T009185WP-03以降

  • Windows版V10.3.0Aの場合

    T010446WP-02以降

  • Solaris版V10.1.0の場合

    T009002SP-02以降

Windows版V10.3.0B以降を使用している場合は、緊急修正の適用は不要です。