Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング

6.2.22 マルチフォーム出力のオープン帳票をリモート印刷したときに、フォームが切り替わっても新しい用紙に印刷されない。

［詳細］

発生条件1

• 帳票が以下のように作成されている。かつ

  • マルチフォームで作成する。

  • 前のフォームに奇数ページのフォームが存在する。

  • 両面印刷を行う指定である。

• リモート印刷のプロパティで、「印刷データに設定されている印刷属性を有効にする」にチェックを付ける。かつ

• 帳票を登録する。かつ

• リモート印刷を行う。

発生条件2

• 帳票が以下のように作成されている。かつ

  • マルチフォームで作成する。

  • 前のフォームに奇数ページのフォームが存在する。

  • 両面印刷を行う指定である。

• 印刷フォルダのプロパティで、「印刷データに設定されている印刷属性を有効にする」にチェックを付ける。かつ

• 帳票を登録する。かつ

• 登録後の振り分け先が印刷フォルダである。

［発生VL］

Windows版全VL

［原因］

List Worksの仕様である。

［対処］

以下のバージョン・レベルの場合は、レジストリのキーの値を変更することで、リモート印刷でマルチフォームで両面印刷したとき、奇数ページで帳票が切り替わった場合に、空白ページが挿入される機能となるため、現象を回避できます。

なお、以下にないバージョン・レベルの場合、対処はありません。

• Windows版V10.1.0 ＋ 緊急修正T006146WP-05以降、または、緊急修正T008026XP-04

• Windows版V10.2.0 ＋ 緊急修正T009094WP-03以降、または、緊急修正T009095XP-03

• Windows版V10.3.0 ＋ 緊急修正T009077WP-02以降、または、緊急修正T009097XP-02

• Windows版V10.3.0A ＋ 緊急修正T010195WP-01以降、または、緊急修正T010196XP-01

• Windows版V10.3.0B以降

  
  

上記の修正を適用後、以下のレジストリのキーの値に「1」を適用し、コマンドを実行してください。

レジストリの操作については、“レジストリキーの値の操作について”を参考にしてください。

[レジストリのキーの場所]

Windowsサーバ(x86)の場合

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Options

Windowsサーバ(x64)の場合

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\FUJITSU\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Options

[値]

PrintBlankPage

[型]

DWORD値

[値のデータ]

0：本機能は無効です。(初期値)
1：本機能は有効です。

本機能について、説明します。

レジストリのキーの値に「1」を適用すると、マルチフォーム出力での両面印刷を考慮するため、リモート印刷でマルチフォームで両面印刷したとき、奇数ページで帳票が切り替わった場合に、空白ページが挿入されるようになります。