Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

4.1.3 縮退運転中の異常時の対処

切り替えまたは切り離しによって縮退運転になった後に、業務を継続しているサーバで異常が発生した場合の対処方法について、説明します。

バックアップデータからの復旧が必要な場合

ディスク障害やユーザーの誤操作によるデータ破壊など、バックアップデータからデータベースの復旧が必要な場合には、以下を参照して、データベース多重化運用への復旧を行ってください。

• すべてのデータベースサーバまたはインスタンスが停止した場合の対処

• ユーザーの誤操作からのリカバリ

一時的な異常の場合

サーバの高負荷状態やシステムリソースの不足などの一時的な異常が発生した場合には、異常原因を取り除いてからMirroring Controllerを再起動し、以下を参照して、データベース多重化運用への復旧を行ってください。

• 切り替え発生後の縮退運転における運用操作

• 切り離し発生後の縮退運転における運用操作

参照

Mirroring Controllerの再起動については、“3.2 Mirroring Controllerの起動と停止”を参照して、Mirroring Controllerの停止および起動を行ってください。