データベース多重化運用を行う環境や運用方法に合わせて、OS/サーバの生死監視によるハートビート異常検出時の動作を決定します。
以下の4つから選択が可能であり、Mirroring Controllerのパラメータで設定します。
裁定サーバによる自動縮退(切り替え/切り離し)
縮退の判断を行うユーザー出口(ユーザーコマンド)を呼び出して自動縮退
メッセージ通知
無条件に自動縮退(切り替え/切り離し)
OS/サーバの生死監視が検知する異常発生時のプライマリサーバでの業務継続の可否は以下のとおりです。
OS/サーバの生死監視が検知する異常発生時の業務継続の可否
動作 | 異常事象 | ||||
---|---|---|---|---|---|
サーバ/OSのダウンまたは無応答 | 管理用ネットワークの異常 | ログ転送用ネットワークの異常 | 管理用ネットワーク兼ログ転送用ネットワークの異常 | ||
プライマリ | スタンバイ | ||||
裁定サーバによる自動縮退 | ○(切り替え) | ○(切り離し) | ○ | ○(切り離し) | ○(切り離し) |
ユーザー出口を呼び出して自動縮退 | ○(切り替え) | ○(切り離し) | ○ | ○(切り離し) | ○(切り離し) |
メッセージ通知 | ×(メッセージ通知のみ) | ×(メッセージ通知のみ) | ○ | ○(切り離し) | ○(切り離し) |
無条件に自動縮退 | ○(切り替え) | ○(切り離し) | ×(スプリットブレインの発生) | ○(切り離し) | ×(スプリットブレインの発生) |
○:業務継続可
×:業務継続不可