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Enterprise Postgres 15 運用ガイド

2.1.2 サーバコマンドを使用する場合

サーバコマンドを使用して、インスタンスの起動、停止、および稼働状態の確認を行うことができます。

サーバコマンドを使用するにあたっては、環境変数を設定してください。

参照

環境変数の設定内容については、“導入ガイド(サーバ編)”の“initdbコマンドを使用する場合”において、インスタンスの作成手順の“環境変数の設定”を参照してください。

インスタンスの起動

pg_ctlコマンドを使用して、インスタンスを起動します。

  

pg_ctlコマンドには、以下を指定します。

以下の場合に“FATAL: データベースシステムは起動処理中です(11189)”のメッセージが出力されることがあります。

これは、pg_ctlコマンドがインスタンスのプロセスが起動を完了したかどうかを確認するために出力しています。
そのため、他にデータベースに接続するアプリケーションやコマンド、プロセスが存在していない場合は、このメッセージを無視してください。

> pg_ctl start -D /database/inst1

注意

-Wオプションを指定した場合、インスタンスの起動の完了を待たずにコマンドが復帰します。そのため、インスタンスの起動が正常に完了したのか、失敗したのかが分からない場合があります。

  

インスタンスの停止

pg_ctlコマンドを使用して、インスタンスを停止します。

pg_ctlコマンドには、以下を指定します。

> pg_ctl stop -D /database/inst1

  

インスタンスの稼働状態の確認

pg_ctlコマンドを使用して、インスタンスの稼働状態を確認します。

pg_ctlコマンドには、以下を指定します。

【起動状態の場合】

> pg_ctl status -D /database/inst1
pg_ctl: サーバが動作中です(PID: 1234)

【未起動状態の場合】

> pg_ctl status -D /database/inst1
pg_ctl: サーバが動作していません

参照

pg_ctlコマンドの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Reference”の“pg_ctl”を参照してください。