プロセスがクラッシュしたときには、そのプロセス用のコアファイルがOSによって生成されます。異なるプロセスのコアファイルの名前が同じだと、新しいコアファイルが以前にダンプされたコアファイルを上書きしてしまいます。これを防ぐため、コアファイルの名前が各クラッシュごとに一意になるように、プロセスID、プログラム名、日時を付加するようにしてください。
カーネルパラメータkernel.core_patternとkernel.core_uses_pidを使って、コアファイル名を設定できます。
使用方法については、core(5)のmanページを参照してください。
なお、コアファイルの格納場所については、postgresql.confのcore_directoryパラメータよりも、OSの設定が優先されます。
kernel.core_patternとして、systemd-coredumpを指定した場合、core_directoryパラメータで指定した場所にコアファイルは格納されません。コアファイルの格納場所については、systemd-coredump(8)のmanページを参照してください。
また、コアファイルを外部に取り出す場合には、coredumpctlを利用してください。coredumpctlの使用方法については、coredumpctl(1)のmanページを参照してください。