Fujitsu Enterprise Postgresをインストールする前に、以下のシステム環境を確認してください。
Fujitsu Enterprise Postgresをインストールするためにディスクに十分な空きディスク領域があるかを確認してください。
必要なディスク領域については、“2.6 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
十分な空きディスク領域がない場合には、ディスクのパーティション構成を再設定してください。
JAVA_HOMEの設定(SLESの場合)
JRE 8がインストールされていることを確認し、JAVA_HOME環境変数をエクスポートしてください。
#export JAVA_HOME="<JRE 8インストールディレクトリ>"
インストール後にJREを変更する場合には、“付録L JREを変更する場合の手順”を参照してください。
実行可能ユーザー
インストールおよびアンインストールは以下のいずれかのユーザーで実行します。
スーパーユーザー
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
システム管理者
システム管理者についてはOSのマニュアルをご確認ください。
注意
システム管理者でコマンドを実行する際、スーパーユーザー権限が必要なコマンドが複数あります。
OSのマニュアルを確認し、設定を行ってください。なお、コマンド欄にはallを指定してください。
以下の操作で、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を起動して、インストールされている製品を確認してください。
# /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c アンインストールと管理(ミドルウェア)をロードしています... インストール済みソフトウェア 1. 製品名 2. 製品名
3. 製品名 4. 製品名
5 製品名 アンインストールするソフトウェアの番号を入力してください。 [number,q] =>q アンインストールと管理(ミドルウェア)を終了します。
すでに、Fujitsu Enterprise Postgresがインストールされている場合は、インストール方法として以下のいずれかを実施してください。
再インストール
マルチバージョンインストール
インストール方法として、再インストールを行う場合は、以下の手順で適用済の修正を削除してください。
注意
修正を削除せずに製品のインストールを行うと、以下の問題が発生します。
再インストールの場合
同じ修正番号の同じ版数の修正を適用すると、すでに適用済のエラーになります。
修正を削除後に再インストールを行ってください。
以下のコマンドを実行して適用されている修正を表示します。
# /opt/FJSVfupde/bin/uam showup
以下のコマンドを実行して、修正を削除します。同じ修正番号の修正が複数適用されている場合は、版数の大きい順に削除します。
# /opt/FJSVfupde/bin/uam remove -i 修正番号
注意
実行中のユーザの環境変数LD_LIBRARY_PATHにインストールディレクトリ/libを設定している場合は、LD_LIBRARY_PATHからインストールディレクトリ/libを削除してください。
WebAdmin構成の決定
FUJITSU Enterprise Postgres 9.5から、WebAdminのインストール構成は以下の2種類があります。
単一サーバ
複数サーバ
参照
詳細は、“付録I 最適なWebAdmin構成の決定”を参照してください。
Pgpool-IIシステム構成の決定
Pgpool-IIを利用する場合のシステム構成には以下があります。
データベースサーバに配置
アプリケーションサーバに配置
上記とは異なる専用サーバに配置
参照
詳細は、“付録J Pgpool-II利用時のシステム構成”を参照してください。