Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(Textアダプタ編)

2.6.1 Textアダプタ定義の構成

Textアダプタ定義は、タグ付きのデータとして記述され、以下の3つの部分から構成されます。

• 抽出定義名規定部

• 文書種別規定部

• マッピングルール規定部

抽出定義名規定部

Textアダプタ定義と関連付ける抽出定義の抽出定義名を指定します。この定義により、Textアダプタは、収集文書リストファイルを作成するために、指定された抽出定義に従ったデータを抽出します。

文書種別規定部

全文検索の対象となる文書データの文書種別および文書種別と文書データを格納する列の対応関係を指定します。この定義により、Textアダプタは、全文検索の対象とする、文書データの文書種別を解釈します。文書種別規定部は、全文検索の対象となる文書データを、データベースの表のBLOB型の列に格納する場合にだけ規定します。

マッピングルール規定部

インデックス対象となる列名と、インデックス定義ファイルのフィールド名を対応付けるためのルールを規定します。この規定により、収集文書リストファイルのデータと、インデックス定義ファイルのフィールドを対応付けることができます。また、この規定により、CONTAINS関数実行時に使用する検索データベースおよび、検索サーバに関する情報を定義します。

Textアダプタ定義の記述形式については、“付録A Textアダプタ定義の記述形式”を参照してください。

注意

Textアダプタ定義を作成する場合の注意事項について説明します。
文字列定数に指定可能な文字については“SQLリファレンス”を参照してください。

• 複合検索条件指定のCONTAINS関数を使用する場合、検索対象としてTextアダプタ定義名を文字列定数として第1引数に指定します。Textアダプタ定義名とはRDB構成パラメタファイル内のRDBTEXTADPパラメタに設定しているディレクトリ配下に格納したTextアダプタ定義ファイル名を示しています。このため、Textアダプタ定義ファイル名は文字列定数として指定可能な文字で構成している必要があります。

• CONTAINS関数を使用して検索を行う場合、検索対象とする表に対応付けたインデックスを構成しているすべての検索データベースをTextアダプタ定義に指定してください。