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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

N.5.1 データベース定義の変更

DBミラーリングシステムの簡易セットアップを利用したデータベース定義の変更について説明します。

操作の手順

注1) 正系ノードでのサービスの通常停止の実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが停止します。

注2) 正系ノードでのデータベースの一括同期の実行により、副系ノードのデータベースが同期されます。

データベースサーバ1の操作

  1. DBミラーリングサービスを通常停止します。

    > dxsvstop
  2. データベースの定義操作を行います。

  3. 定義したDSIに初期データを投入します。

  4. データベースの一括同期を、dxsyncdbコマンドで行います。

    > dxsyncdb -C -wm データベースサーバ1の作業用ディレクトリ

    メッセージ番号12400のメッセージが出力される場合は、正しいノードで実行していることを確認したうえで、'y'を入力して処理を続行します。

  5. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -c

データベースサーバ2の操作

  1. イベントログを確認し、以下のメッセージにより、正系ノードでのdxsvstopコマンドの実行による副系ノードのDBミラーリングサービスの停止を確認します。

    12136: 相手ノードからの要求によりDBミラーリングサービスを通常停止しました
  2. データベースサーバを停止します。

  3. イベントログを確認し、以下のメッセージにより、正系ノードでのdxsyncdbコマンドによるデータベースの一括同期の完了を確認します。

    12110: データベースの一括同期が正常終了しました
  4. データベースサーバを起動します。

  5. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -r

アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を停止します。

  2. 利用者業務を再開します。

注意

  • DBミラーリングシステムの環境を簡易セットアップコマンドで構築した場合に適用可能な手順です。

  • データベースの一括同期の対象は、操作した定義だけでなく全定義となりますので処理時間が長くなる場合があります。実行状況についてはデータベースの一括同期の実行状況の出力コマンドで確認することができます。

ポイント

正系ノードのみで、データベースの定義操作、および、DSIの初期データの入力を行います。