ここでは、データベースの資源に対するデータベース二重化コマンドの占有と占有の強さについて説明します。
データベース二重化のコマンドが占有する資源と占有の強さ(ディクショナリ資源の占有)を以下の表に示します。
コマンド | 占有資源 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
論理 | 格納 | 物理 | 利用者認可識別子 | ROLE | ||||||||||
DB | SCH | SEQ | TBL | RTN | TRG | DSO | DSO(IX) | DSI | DSI | SCOP | DBS | |||
rdbbcmap | SH | SH | SH | SH | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
DB:データベース
SCH:スキーマ
SEQ:順序
TBL:実表
RTN:ルーチン
TRG:トリガ
DSO:表のDSO
DSO(IX):インデックスのDSO
DSI:表のDSI
DSI(IX):インデックスのDSI
SCOP:スコープ
DBS:データベーススペース
ROLE:ロール
SH:共有モード
-:排他対象外
また、以下に排他の強さの関係を示します。
後続 | ||||
---|---|---|---|---|
EX | MOD | SH | ||
先行 | EX | × | × | × |
MOD | × | × | ○ | |
SH | × | ○ | ○ |
EX:非共有モード
MOD:弱共有モード
SH:共有モード
○:2つのプロセス間で、同一資源の多重処理が許されます。
×:2つのプロセス間で、同一資源の多重処理が許されません。
参照
RDBコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。