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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

5.3.2 ポート番号の定義

DBミラーリングシステムがノード間で以下の情報のやり取りを行うために、ポート番号を定義する必要があります。

自ノードのポート番号は、servicesファイルに、サービス名とポート番号を指定することにより定義します。
また、相手ノードのポート番号は、DBミラーリング動作環境ファイルに定義します。

ポイント

  • 自ノードのservicesファイルで定義したポート番号と、相手ノードのDBミラーリング動作環境ファイルで定義したポート番号は、一致している必要があります。

  • servicesファイルは以下に格納されています。
    C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\services

指定形式

サービス名        ポート番号/プロトコル
サービス名

サービス名は、「“RDBシステム名”-symdx」を指定します。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合は、「RDBII-symdx」を指定します。

ポート番号

ポート番号は、1024~65535(推奨値:1024~49151)の範囲で、未使用の値を指定してください。

プロトコル

プロトコルは、tcpを指定します。

DBミラーリング動作環境ファイル

OTHER_PORTNO = 相手ノードのポート番号

参照

DBミラーリング動作環境ファイルの詳細については、“5.2.8.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。
Mirroring Controllerを使用する場合、DBミラーリング動作環境ファイルの詳細については、“D.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。

定義例

ポート番号を定義する例を、以下に示します。

サービスファイル

rdbsys1-symdx  26800/tcp

DBミラーリング動作環境ファイル

OTHER_PORTNO = 26800

注意

  • DBミラーリングシステムのポートは、ノード間でデータベース監視や管理情報のやり取りを行うため、必ず以下を考慮して設計してください。

    • 監視やノードの切替えを正しく動作させるために、専用のLANポートを利用したシステム管理用のLANとして、サーバおよびネットワークを専用に接続してください。

    • OSが一時的に使用するポート番号(エフェメラルポート)と重複しないようにしてください。

  • Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、DBミラーリングサービスが使用するポート番号を有効にしてください。

ポイント

Connection Managerと連携するために必要なポートの設定も必要です。

参照