DBミラーリングシステムがノード間で以下の情報のやり取りを行うために、ポート番号を定義する必要があります。
相手ノード監視や管理情報
RERUNログのデータ転送
自ノードのポート番号は、servicesファイルに、サービス名とポート番号を指定することにより定義します。
また、相手ノードのポート番号は、DBミラーリング動作環境ファイルに定義します。
ポイント
自ノードのservicesファイルで定義したポート番号と、相手ノードのDBミラーリング動作環境ファイルで定義したポート番号は、一致している必要があります。
servicesファイルは以下に格納されています。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\services
指定形式
サービス名 ポート番号/プロトコル
サービス名は、「“RDBシステム名”-symdx」を指定します。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合は、「RDBII-symdx」を指定します。
ポート番号は、1024~65535(推奨値:1024~49151)の範囲で、未使用の値を指定してください。
プロトコルは、tcpを指定します。
DBミラーリング動作環境ファイル
OTHER_PORTNO = 相手ノードのポート番号
参照
DBミラーリング動作環境ファイルの詳細については、“5.2.8.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。
Mirroring Controllerを使用する場合、DBミラーリング動作環境ファイルの詳細については、“D.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。
定義例
ポート番号を定義する例を、以下に示します。
サービスファイル
rdbsys1-symdx 26800/tcp
DBミラーリング動作環境ファイル
OTHER_PORTNO = 26800
注意
DBミラーリングシステムのポートは、ノード間でデータベース監視や管理情報のやり取りを行うため、必ず以下を考慮して設計してください。
監視やノードの切替えを正しく動作させるために、専用のLANポートを利用したシステム管理用のLANとして、サーバおよびネットワークを専用に接続してください。
OSが一時的に使用するポート番号(エフェメラルポート)と重複しないようにしてください。
Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、DBミラーリングサービスが使用するポート番号を有効にしてください。
ポイント
Connection Managerと連携するために必要なポートの設定も必要です。
参照
エフェメラルポートについては、“H.2 エフェメラルポートの確認”を参照してください。
Windowsファイアウォール機能を有効にする場合のポート番号の設定については、“H.3 Windowsファイアウォール機能有効時の設定”を参照してください。
Connection Managerと連携するために必要なポートの設定については、“Connection Manager ユーザーズガイド”を参照してください。