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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

1.2 データベース二重化とは

システムの高信頼化を実現するため、Symfoware Serverでは、データベースを二重化する機能を提供しています。
データベースの二重化は、データベースのミラーリングおよびデータベースサーバの縮退によって実現されます。この機構を、データベース二重化と呼びます。

データベースのミラーリング

正系ノード(業務で利用されるデータベースサーバ)のデータベースへのデータ更新時に取得する更新情報を、副系ノード(ミラーリングされたデータベースサーバ)にコピーし、データベースに逐次反映することで、データベースのミラーリングを実現します。正系ノードから副系ノードへのデータ転送は、通常のネットワーク(TCP/IP)を利用します。

図1.2 データベースのミラーリング

データベースサーバの縮退

片方のシステムがなんらかの原因で停止しても、障害が発生したノードを切り離すことで、業務継続が可能です。利用者がデータベース二重化のコマンドにより手動で切替えます。

図1.3 データベースサーバの縮退