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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

8.3 既存のDSIの再定義による容量拡張

既存のDSIの再定義による容量拡張の作業の流れは、以下のようになります。

  1. 追加データベーススペースの作成

    データベーススペースをrdbddlexコマンドのCREATE DBSPACE文で作成します。既存のデータベーススペースを利用する場合には、この操作は不要です。

  2. データのアンロード

    rdbunlコマンドを使用して、該当のDSIの格納データをアンロードしておきます。

  3. 既存のDSIの削除

    rdbddlexコマンドのDROP DSI文で、該当のDSIを削除します。

  4. DSIの再定義

    rdbddlexコマンドのCREATE DSI文で、新規のデータベーススペースを追加した形でDSIを再定義します。

  5. データのロード

    rdbsloaderコマンドを使用して、2.でバックアップしていたデータをロードします。

  6. DSIのバックアップ

    rdbdmpコマンドを使用して、再定義したDSIの退避データを取得します。

    DSIを再定義した場合は、それ以前に取得した退避データを用いたリカバリが実行できなくなります。異常時に備えて、退避データを取得しておく必要があります。

以下に既存のDSIを削除し、新規データベーススペースを追加する形で再定義および再作成する例を示します。この例は、在庫表に対応する在庫表DSIにデータベーススペースDBSP_4を追加補充し容量を拡張する例です。なお、DBSP_4は、E:\SFWD\RDB\USR\DBSP\DBSP_4に作成されるものとします。

図8.2 既存のDSIの再定義による容量拡張