アーカイブログをバックアップする運用を行っている場合、DSIおよびRDBディクショナリをバックアップした後に、バックアップ以前のアーカイブログをバックアップします。
アーカイブログファイルのバックアップは、rdblogコマンドのBオプションで行います。
スケーラブルログ運用を行っている場合は、gオプションでユーザロググループ名の指定も行ってください。
退避先名ARC0001にアーカイブログファイルをバックアップする例を以下に示します。
> rdblog -B ARC0001@E:\BACKUP\ARCLOG
ポイント
アーカイブログファイルが満杯になると、Symfoware/RDBが自動的に切替えを行いますが、すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、空きができるまで運用が停止してしまいます。この場合は、アーカイブログのバックアップを行うことで、Symfoware/RDBの運用が再開されます。このようなことが発生しないように、満杯なアーカイブログファイルは、なるべく早めにバックアップしておいてください。
自動切替えが行われたときは、システムメッセージ“qdg03800i”が出力されます。
スケーラブルログ運用を行っている場合は、システムメッセージ“qdg13239i”も合わせて出力されます。このメッセージにより、バックアップ対象となるロググループを特定してください。
注意
アーカイブログのバックアップ(rdblogコマンドのBオプション)時にシステム時刻を取得しています。
時刻補正を行った結果、アーカイブログをバックアップした時刻がRDBディクショナリの創成以前になった場合、メディアリカバリ(rdbrcvコマンド)時にエラーとなり、データベースが復旧できなくなるため、システム時刻の変更タイミングに留意してください。
参考
動作環境ファイルの設定により、アーカイブログファイル満杯時にはアプリケーションをエラー復帰させることができます。
動作環境ファイルについては、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”を参照してください。