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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

J.1 ユーザ環境設定ファイル

ユーザ環境設定ファイル(LWENVSET.ini)について説明します。

ユーザ環境設定ファイルは、利用者が製品の標準で無効とされている機能を利用する場合に、機能の設定をするファイルです。運用に合わせて変更する場合、ユーザ環境設定ファイルに下記に示す定義名を記述して、F5CWSENV.EXEコマンドを実行します。

ユーザ環境設定ファイルは、以下の場所に格納します。

「List Worksのインストール先フォルダ\setup\LWENV」

注意

ユーザ環境設定ファイルを編集する時は、以下の注意が必要です。

  • [FUNCTION]セクションに定義名と値を指定します。

  • 存在しない定義名を指定した場合は、コマンドがエラーになります。

  • 指定範囲外の値を指定した場合は、初期値となります。

  • 1行に1定義で指定してください。

  • 定義名の値の後に続けて、全角空白文字や半角空白文字を入力しないで改行してください。

  • コメントを記述する場合は、行頭に「#」を記述してください。

  • 指定しなかった定義名は、既存の設定を保持します。

  • 追加した行の最後は、必ず改行してください。

  • シフトJISコードで記述してください。


ユーザ環境設定ファイルに定義する定義名を以下に示します。

[FUNCTION] セクション

定義名

説明

省略値

PdfMaxPage

【PDF変換する最大ページ数の指定】

PDF変換する最大のページ数を、数値で指定します。
初期値は「8000」です。
「0」を指定した場合は、「8000」が指定されたものとみなします。

参考

本設定は、以下の機能について有効です。

  • 帳票登録時自動PDFメール配信

  • 帳票登録時自動PDF帳票作成

  • 帳票のPDF一括変換

  • サーバ機能APIによるPDF変換

なし

FontRegist

【PDFフォント登録機能の有効化の指定】

List CreatorのPDFフォント登録機能を有効にするかどうかを指定します。

0:有効としない(初期値)
1:有効とする

「1」を指定した場合、MsFontも一緒に指定します。

なし

MsFont

【PDFフォント登録機能でエンベッドする文字フォントの指定】

List Creatorの帳票定義体で文字フォントに「MS明朝・MSゴシック」を使用した帳票をPDF変換するとき、エンベッドする文字フォントを指定します。

0:「FUJ明朝・FUJゴシック」(初期値)
1:「MS明朝・MSゴシック」

エンベッドする文字フォントを「MS明朝・MSゴシック」にする場合は、FontRegistとMsFontに「1」を指定します。

なし

EanCvsAdj

【バーコードのモジュール幅を補正するドット数の指定】

PDF変換処理において、EAN128バーコード(コンビニエンスストア向け)のモジュール幅(各バーの幅)を補正するドット数を、「1」から「255」までの数値で指定します。「0」が指定された場合、補正を行いません。初期値は「0」です。
補正を行う場合は、EanCvsResoも一緒に指定します。

参考

  • 「1」から順に数値を上げ、バーコードの読み取り結果(PDFファイルを印刷した結果)を確認しながら指定してください。

なし

EanCvsReso

【バーコードのドット補正解像度の指定】

バーコードのドット補正解像度を、「1」から「65535」までの数値で指定します。「0」が指定された場合、補正を行いません。初期値は「0」です。
EanCvsAdjと一緒に指定します。

参考

  • 600dpiのプリンタで印刷する場合は、「600」を指定してください。

なし