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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

3.12.7 Webアプリケーションサーバの環境構築

Web アプリケーションサーバの環境構築スクリプトを使用して、Web アプリケーションサーバの環境を構築します。環境構築スクリプトは、スーパーユーザだけが実行できます。

Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプト名と格納場所は、以下のとおりです。

環境構築スクリプト名
lw-gwsetenvex.sh
格納場所
「/opt/FJSVlw-gw/bin」ディレクトリ配下

使用方法は、以下のとおりです。

記述形式
lw-gwsetenvex.sh [-m Multiple] [-p Port] [-u User]  File
パラメタの説明
-m

コンテナ数をMultipleに指定します。コンテナ数は、1~10 までの半角数値で指定します。省略した場合は、「1」が指定されたものとみなします。サーブレットコンテナのポート番号には、このコンテナ数の指定値に応じて、8701~8710 までの値が割り振られます。

-p

Interstage Application Serverインストール時に指定された、GlassFish 5の運用管理用httpリスナーポート番号を指定します。省略した場合は、「12041」が指定されたものとみなします。

-u

Interstage Application Serverインストール時に指定された、GlassFish 5の管理ユーザIDを指定します。省略した場合は、「admin」が指定されたものとみなします。

File

3.12.6 GlassFish 5の管理者パスワードファイルの作成”で作成した、管理者パスワードのファイルパスを指定します。パスワードファイルはフルパスで指定します。必須項目です。

記述例
/opt/FJSVlw-gw/bin/lw-gwsetenvex.sh -m 1 -p 12041 -u admin /wk/passwd

参考

本製品は、Interstage Application Server Enterprise Edition V13.0.0相当の機能を同梱しています。


Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプトを実行すると、以下の問い合わせメッセージが表示されます。環境構築を続行する場合は"y"を指定します。中止する場合は"q"を指定します。

Webアプリケーションサーバの環境がすでに構築されている場合は、削除されます。環境構築を続行しますか?[y,q]: 

"y"を指定すると環境構築が開始され、Webアプリケーションサーバは再起動されます。Webアプリケーションサーバの環境がすでに構築されている場合は、Webアプリケーションサーバの環境が再構築された後、Webアプリケーションサーバが再起動されます。


Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプトの実行が完了すると、以下のメッセージが表示されます。

Web Gateway Server was set up successfully.
Please connect to Web Gateway Server from Web Client now to confirm the setup.

上記のメッセージが表示されない場合は、ログファイルを参照して、環境構築中に発生したエラーの内容を確認します。ログファイルは、「/var/opt/FJSVlw-gw/log」ディレクトリに「lwgwsetenv.txt」というファイル名で出力されます。

Webアプリケーションサーバの環境構築の実行中に出力される可能性の高いメッセージを、“付録G Webアプリケーションサーバの環境構築時のメッセージ <Solaris版のみ>”に抜粋して掲載しています。参考にしてください。