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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.7

用語集

AC(アクセスクライアント (Access Client))

アクセスクライアントを参照。

API(アプリケーションプログラムインタフェース (application program interface))

アプリケーションプログラムインタフェースを参照。

BM(ベースモニタ(base monitor)) (RMS)

RMSの中心となるリソースの可用性を管理するモジュールプロセス。BM (ベースモニタ) はデーモンとディテクタから構成され、RMSが管理するオブジェクトの状態変更の調整/制御を行う。監視中のRMSオブジェクトに異常が発生した場合には、構成定義に従ってリカバリ処理 (ローカルリカバリまたはリモートリカバリ) を実行する。

Cache Fusion

Oracle 9iで改良されたプロセス間通信インタフェース。論理ディスクブロック (バッファ) を更新する際、各ノードのローカルメモリ上にキャッシュされているブロックをディスクにフラッシュするかわりに、インタコネクト経由で、ブロックを他のノードにコピーすることで、物理I/Oのオーバーヘッドをなくし、処理を高速化することができる。

CF(Cluster FoundationまたはCluster Framework)

Cluster Foundation (CF)を参照。

CIM

クラスタ整合性モニタ (Cluster Integrity Monitor)

CIP

クラスタインタコネクトプロトコル (Cluster Interconnect Protocol)

CLI

コマンドラインインタフェース (command-line interface)

CLM

Cluster Manager

Cluster Admin

CF、SIS、 およびRMSなどのCF製品のためのJavaベースのOS非依存管理ツール。Cluster AdminはWeb-Based Admin Viewのインタフェースから使用する。

関連項目 Cluster Foundation (CF)、 Scalable Internet Services (SIS)、 Reliant Monitor Services (RMS)、 Web-Based Admin View

Cluster Foundation (CF)

基本的なクラスタリング通信サービスを提供するCluster Foundationモジュールの集まり。

関連項目 クラスタ基盤 (CF)

CRM

クラスタリソース管理 (Cluster Resource Management)

DHCP

Dynamic Host Control Protocol。起動時にノードに対して情報を送信するための標準的な方法。典型的な用途は、ノードのIPアドレスおよびネットマスクの動的割当てであるが、ドメイン名、DNSサーバ、およびタイムサーバなどのパラメタの割当ても可能です。

DLPI

Data Link Provider Interface

DOWN (CF)

ノードが使用不可であることを示すノード状態 (DOWN状態と呼ぶ)。LEFTCLUSTER状態のノードをクラスタに再参入させるためには、事前にそのノードの状態をDOWNに変更する必要がある。

関連項目 UP (CF)、 LEFTCLUSTER (CF)、 ノード状態 (CF)

EE

Enterprise Edition

Enhanced Lock Manager (ELM、CF)

軽量、高性能、高速応答のロックマネージャ。信頼性の高いハートビートメッセージ機構を実現するためCFモジュール専用に開発されました。

ENS(イベント通知サービス (Event Notification Services))(CF)

イベント通知サービス (CF)を参照。

GFS 共用ファイルシステム

GFS 共用ファイルシステムは、共用ディスク装置を接続した複数の Linuxシステムから一貫性/整合性を保った同時アクセスが可能であり、一部のノードがダウンしても、他のノードは処理を継続できることを特長とする共用ファイルシステムです。 GFS共用ファイルシステムは、複数のノードから同時にマウントして使用できます。

Global Disk Services

ディスク装置に格納されたデータの可用性と運用管理性を向上させるためのボリューム管理機能を提供するサービス。

Global File Services

クラスタ内の2つ以上のノードから共有記憶ユニットのファイルシステムの直接、同時アクセス機能を提供するサービス。

Global Link Services

ネットワーク伝送路を冗長化することにより、ネットワークの高可用性を実現するオプション製品。

GUI(グラフィカルユーザインタフェース (graphical user interface))

グラフィカルユーザインタフェースを参照。

HA

高可用性 (high availability)

HBA

ファイバチャネルカードの別名 (Host Bus Adapter)

HBA閉塞機能

PRIMECLUSTERのノード切替えを高速に実行するために、ノード切替え時に切替え元のHBAの機能を停止する機能。切替え元で HBA内部で継続している入出力を強制停止することによってノード切替えの時間短縮を図っている。

ICF

ノード間通信機構 (Internode Communication Facility)

I/F

インタフェース(Interface)

I/O

入出力 (input/output)

IPアドレス

インターネットプロトコルアドレスを参照。

IPエイリアス

1つの物理ネットワークインタフェースに複数のIPアドレス (エイリアス) を割り当てる機能。IPエイリアスにより、他のノードでアプリケーションを実行する場合にも同じIPアドレスで通信を続けることができる。

関連項目 インターネットプロトコルアドレス

iRMC (integrated Remote Management Controller)

PRIMEQUEST/PRIMERGYに搭載されるハードウェアの1つである integrated Remote Management Controllerの略称。

JOIN(クラスタ参入サービスモジュール (cluster join services module)) (CF)

クラスタ参入サービス (CF)を参照。

LAN(ローカルエリアネットワーク (local area network))

業務LANを参照。

LEFTCLUSTER (CF)

ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できないことを示すノード状態。ノードがクラスタを離れていることになる。LEFTCLUSTERという中間状態は、ネットワークパーティションの問題を防ぐために設けられている。

関連項目 UP (CF)、 DOWN (CF)、 ネットワークパーティション (CF)、 ノード状態 (CF)

MA

非同期監視 (Monitoring Agent)

MACアドレス

MAC address。ローカルエリアネットワーク (LAN) のMAC副層で用いられる局、あるいはノードを示すアドレス。

Management Information Base

ローカルネットワークデバイスの情報を格納した階層データベース。このデータベースは、SNMPエージェントなどのネットワーク管理ソフトウェアで保守される。

関連項目 Simple Network Management Protocol

MDS(メタデータサーバ (Meta Data Server))

メタデータサーバを参照。

MIB

Management Information Baseを参照。

MIPC

Mesh Interprocessor Communication

MMB(Management Board)

PRIMEQUESTに搭載されるハードウェアの1つであるManagement Boardの略称。

NIC

ネットワークインタフェースカード (network interface card)

NSM

Node State Monitor

OPS

Oracleパラレルサーバ (Oracle Parallel Server)

Oracle Real Application Clusters (RAC)

Oracle RACは、クラスタ化されたプラットフォームまたはMPP (massively parallel processing) プラットフォームのユーザおよびアプリケーションに、データベースのすべてのデータへのアクセス機能を提供する。旧名称はOracle パラレルサーバ(OPS)。

OSD(オペレーティングシステム依存 (operating system dependant)) (CF)

オペレーティングシステム依存 (CF)を参照。

PRIMECLUSTERサービス (CF)

クラスタ化アプリケーションにサービス、および内部インタフェースを提供するサービスモジュール。

PS

パラレルサーバ (Parallel Server)

RAO

RMS-Add on

Reliant Monitor Services (RMS)

監視、および切替え機能によりユーザが指定したリソースの高可用性を維持するサービス。

RMS

Reliant Monitor Services (RMS)を参照。

RMS Wizard Kit

特定のアプリケーション専用にRMS構成を行うための製品。それぞれのWizard Kitコンポーネントには、カスタマイズされたデフォルト設定値、サブアプリケーション、ディテクタ、およびスクリプトが含まれている。

関連項目 RMS Wizard Tools、 Reliant Monitor Services (RMS)、 RMSウィザード

RMS Wizard Tools

RMS構成のアプリケーションの作成および管理に使用する各種設定、および管理ツールで構成されるソフトウェアパッケージ。RMSウィザードの基盤および、BM (ベースモニタ) とのインタフェースを提供する。

関連項目 RMS Wizard Kit、 Reliant Monitor Services (RMS)

RMSウィザード

RMSが動作するための構成定義を作成するためのソフトウェアツール。RMSウィザードは、RMS Wizard ToolsとRMS Wizard Kitの2つによって構成されている。

関連項目 RMS Wizard Tools、 RMS Wizard Kit

RMS構成 (RMS)

複数のノードを共用リソースに接続する構成。各ノードはオペレーティングシステム、RMSソフトウェア、固有アプリケーションのコピーを固有に保持する。

RMSコマンド (RMS)

RMSリソースをコマンドラインから管理するコマンド。

SA

シャットダウンエージェント (Shutdown Agent)

SAN

Storage Area Networkを参照。

SC

拡張性クラスタ (Scalability Cluster)

Scalable Internet Services (SIS)

各接続の通常のクライアント/サーバセッションを維持しながらクラスタノード間のネットワークアクセス負荷を動的に分散するパッケージ。

SCF

システム監視機構 (System Control Facility)

SD

シャットダウンデーモン (Shutdown Daemon)

SDXオブジェクト (GDS)

クラス、グループ、SDXディスク、ボリュームなど、GDSが管理する資源の総称。

SDXディスク (GDS)

GDSが管理しているディスクの総称。SDXディスクは、用途に応じてシングルディスク、キープディスク、スペアディスク、および未定義ディスクと呼ばれる場合があります。SDXディスクを単に「ディスク」と呼ぶ場合もあります。

SF

シャットダウン機構 (Shutdown Facility)

Simple Network Management Protocol

管理対象ネットワークデバイス間で情報の通信を行うためのプロトコルセット。このプロトコルは、デバイスに常駐するソフトウェアエージェントによって実装されます。それぞれのエージェントは、ネットワーク上の他のデバイスからのSNMP要求に応答して、ローカルのMIB (Management Information Base) データを読み書きできます。

関連項目 Management Information Base

SIS

Scalable Internet Services (SIS)を参照。

SNMP

Simple Network Management Protocolを参照。

Storage Area Network

複数の外部記憶装置どうしを接続し、複数のコンピュータに接続する高速ネットワーク。通常はファイバチャネルの接続。

UP (CF)

ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できることを示すノード状態。

関連項目 DOWN (CF)、 LEFTCLUSTER (CF)、 ノード状態 (CF)

VIP

仮想インタフェース (Virtual Interface Provider)

Web-Based Admin View

CF管理コンポーネントのためのJavaベースのOS非依存管理インタフェース。

Wizard Kit

RMS Wizard Kitを参照。

Wizard Tools (RMS)

RMS Wizard Toolsを参照。

WK

Wizard Kit

WT

Wizard Tools

アクセスクライアント

各ノード上のGFSカーネルモジュール。メタデータサーバと通信し、共用ファイルシステムへの同時アクセス機能を提供する。

関連項目 メタデータサーバ

アプリケーション (RMS)

RMSにおいてアプリケーションオブジェクトとは、他のオブジェクトを論理集合にまとめるためのリソースを意味する。通常は、実際のアプリケーションソフトウェアや、高可用性構成のアプリケーションスイートを表す。

アプリケーションテンプレート (RMS)

定義済みのオブジェクト定義の値の集まり。Wizard Tools、RMS Wizard Kit で特定タイプのクラスタアプリケーションのオブジェクト定義を作成する際に使用される。

アプリケーションプログラムインタフェース

アプリケーションが、OSなどのサービスプロバイダが提供するサービスを利用する際に使うインタフェース。

イーサネット

IEEE802.3にて標準化されたLAN規格。現在、特殊な用途を除いて、ほとんどの LANはイーサネットである。なお、イーサネットという表現は元々10メガバイト /秒タイプのLAN規格の名称であるが、現在は高速イーサネット/ギガバイトイーサネットをも含んだ総称としても用いられる。

イベント通知サービス (CF)

クラスタ内で発生したイベントをノード間にブロードキャストする機能を提供するCluster Foundationモジュール。

インストールサーバ

ネットワークを通じてクライアントマシンにオペレーティングシステムをインストールできるための設定を施したサーバ。

インターネットプロトコルアドレス

コンピュータまたはアプリケーションに割り当てられる数値アドレス。

関連項目 IPエイリアス

インタコネクト (CF)

クラスタインタコネクト (CF)を参照。

ウォッチドックタイマ監視

OSハングやブート異常を監視するタイマ値。

ウィザード (RMS)

テスト済みのオブジェクト定義を使って特定タイプのアプリケーションを作成するインタラクティブなソフトウェアツール。

エラー検出 (RMS)

エラーを検出するプロセス。RMSでは、ログの記録開始、ログファイルへのメッセージ送信、リカバリ処理の実行などを行う。

応答待ち時間 (レイテンシ)

データの送信要求を行ってから、実際に応答を受信するまでの時間間隔。

オブジェクト (RMS)

RMS構成定義ファイルまたはシステムグラフにおいて、物理リソースまたは仮想リソースを表します。

関連項目 リーフオブジェクト (RMS)、 オブジェクト定義 (RMS)、 オブジェクトタイプ (RMS)

オブジェクトタイプ (RMS)

ディスクドライブなど監視される同種のリソースをグループ化するカテゴリ。各オブジェクトタイプにはプロパティと呼ばれる固有の属性があり、この属性により実行する監視またはアクションの種類を限定または定義する。リソースを特定のオブジェクトタイプに関連付けると、関連付けたオブジェクトタイプの属性がリソースに適用される。

関連項目 汎用タイプ (RMS)

オブジェクト定義 (RMS)

RMSの監視対象となるリソースを識別する構成定義ファイルのエントリ。定義された属性により、関連するリソースのプロパティが指定される。

関連項目 属性 (RMS)、 オブジェクトタイプ (RMS)

オペレーティングシステム依存 (CF)

オペレーティングシステム本体と、OS非依存のCluster Foundationモジュールとの間のインタフェースを提供するモジュール。

オペレーティングシステム本体

オペレーティングシステムのうち、常にアクティブでシステムコールを実際の処理に変換している部分。

親 (RMS)

1つ以上の子オブジェクトを保持する、RMS構成定義ファイルまたはシステムグラフのオブジェクト。

関連項目 子 (RMS)、 構成定義ファイル (RMS)、 リーフオブジェクト (RMS)、 システムグラフ (RMS)

オンラインメンテナンス

ホストのシャットダウンや電源オフの必要なく機器を追加、削除、または交換できる機能。

下位グループ (GDS)

他のグループに属しているグループ。下位グループにはボリュームを作成できません。

拡張性

作業負荷の動的変化に効果的に対処するコンピューティングシステムの機能。スケーラビリティは、特にインターネットベースのアプリケーションにおいて、インターネットの使用量の増大に伴って重要になります。

カスタムタイプ (RMS)

汎用タイプ (RMS)を参照。

カスタムディテクタ (RMS)

ディテクタ (RMS)を参照。

仮想インタフェース (VIP)

クラスタの複数ノードをシングルシステムイメージとして見せるために、SISが使用する仮想的なIPアドレスまたはノード名。

仮想ディスク

物理ディスクの一部および物理ディスクの組み合わせを1つの論理ディスクとして扱うための仮想デバイス。仮想ディスクドライバは、OSの論理入出力 (I/O) システムの最上位と物理デバイスドライバの間に設定され、すべての論理I/O要求が該当する物理ディスク領域に正しくマッピングされるように機能している。

関連項目 連結仮想ディスク (RCVM)、 ミラー仮想ディスク(RCVM)、 単独仮想ディスク、 ストライプ化仮想ディスク

可用性

多くの企業が必要とする、インターネットによる24時間年中無休のアプリケーション稼動環境の達成度を示す指標。実際と計画の使用時間の比較によってシステムの可用性が決まる。

環境変数

グローバルに定義された変数またはパラメタ。

管理LAN

PRIMECLUSTERの構成における、システムコンソールやクラスタ運用管理PCなどが接続されたプライベートローカルエリアネットワーク(LAN)。管理LANには、一般ユーザがアクセスできないため、非常に高いレベルのセキュリティを確保できる。管理LANを使用するかどうかは選択可能。

関連項目 業務LAN

管理ボード

PRIMEQUESTに搭載されているハードウェアの1つ。

キーワード (予約語)

プログラミング言語において、ある特別な意味を持つ用語。たとえば、RMS構成定義ファイルのnodeキーワードは、後に続く定義の種類を指定する。

キュー

メッセージキューを参照。

業務LAN

一般ユーザがマシンにアクセスするためのローカルエリアネットワーク (LAN)。

関連項目 管理LAN

共用ディスク接続確認

ノード起動時に共用ディスク装置の電源投入漏れやケーブルの結線誤りがないことを確認する機能。

共用リソース

複数ノード間で共有されるディスクドライブなどのリソース。

関連項目 専用リソース (RMS)、 リソース (RMS)

切替え(RMS)

userApplicationの制御を監視対象の1つのノードから他のノードに切り替えるRMSのプロセス。

関連項目 自動切替え (RMS)、 指定切替え (RMS)、 フェイルオーバ (RMS、SIS)、 対称切替え (RMS)

クラス (GDS)

ディスククラス (GDS)を参照。

クラスタ

1つのコンピューティングソースに統合されるコンピュータの集まり。クラスタは分散型のパラレルコンピューティングを実行する。

関連項目 RMS構成 (RMS)

クラスタアプリケーション (RMS)

RMSのリソース定義において、userApplicationに分類されるリソース。複数のリソースをアプリケーション単位にグループ化する際に使用される。

クラスタインタコネクト (CF)

Cluster Foundationがノード間の通信処理で専用に使用するネットワーク接続。

クラスタ基盤 (CF)

基本OSの上位で動作するCluster Foundationの基本モジュール。Cluster Foundationの上位サービスが使用する機能をCF(Cluster Foundation)インタフェースとして提供する。

関連項目 Cluster Foundation (CF)

クラスタ参入サービス (CF)

新規クラスタの作成およびクラスタへのノードの追加を処理するCluster Foundationサービス。

クラスタ整合状態 (クォーラム)

クラスタシステムを構成するノード間の整合性が保たれている状態。具体的には、クラスタシステムを構成する、各ノードのCFの状態がUPまたはDOWNである状態 (LEFTCLUSTERとなっているノードが存在しない)。

クラスタリソース管理機構

複数のノード間で共用されるハードウェアを管理する機構。

グラフ (RMS)

システムグラフ (RMS)を参照。

グラフィカルユーザインタフェース

ウィンドウ、アイコン、ツールバー、プルダウンメニューを使った、コマンドラインインタフェースより使いやすいコンピュータインタフェース。

グループ (GDS)

ディスクグループ (GDS)を参照。

経路

“PRIMECLUSTER コンセプトガイド”では、ノードとノードの間を接続する冗長化されたクラスタインタコネクトの各々のネットワーク経路を意味している。

ゲートウェイクラスタノード (SIS)

ゲートウェイクラスタノードは外部ネットワークインタフェースを有し、すべての受信パッケージはこのノードで受信され、サービスのスケジューリングアルゴリズムに従って選択したサービスノードに転送される。

関連項目 サービス提供ノード (SIS)、 データベースノード (SIS)、 Scalable Internet Services (SIS)

子 (RMS)

1つ以上の親に属し、構成定義ファイルに定義されるリソース。子は複数の親に属することが可能。また、子を保持して親ノードとなることも、子を持たずにリーフオブジェクトとなることも可能。

関連項目 リソース (RMS)、 オブジェクト (RMS)、 親 (RMS)、 リーフオブジェクト (RMS)

高可用性

冗長化されたリソースを使用することによって一点故障を防ぐシステム設計理念。

構成定義ファイル (RMS)

監視するリソースを定義し、リソース間の相互依存性を設定するRMS構成定義ファイル。デフォルトファイル名はconfig.us。

コンカチネーション

複数の物理ディスクを連結すること。複数のディスクを仮想的に1つの大容量ディスクとして使用する仕組み。

最上位グループ (GDS)

他のグループに属していないグループ。最上位グループには、ボリュームを作成できます。

サービス提供ノード (SIS)

FTP、Telnet、HTTPなど1つ以上のTCPサービスを提供し、ゲートウェイクラスタノードからクライアント要求を受信する。

関連項目 データベースノード (SIS)、 ゲートウェイクラスタノード (SIS)、 Scalable Internet Services (SIS)

システムグラフ (RMS)

RMS構成定義ファイルの作成、または解釈に使用される監視対象リソースのビジュアル表示 (マップ)。

関連項目 構成定義ファイル (RMS)

システムディスク (GDS)

動作中のオペレーティングシステムがインストールされているディスク。次のいずれかのファイルシステム (またはスワップ域) として現在動作しているスライスが存在するディスク全体を指します。

Linux の場合: /、 /usr 、 /var 、/boot、/boot/efi、またはスワップ域

指定切替え (RMS)

管理者がRMSのuserApplicationを指定したノードに切り替える処理。

関連項目 自動切替え (RMS)、 フェイルオーバ (RMS、SIS)、 切替え (RMS)、 対称切替え (RMS)

自動切替え (RMS)

ある一定の条件が検出された際に、userApplicationの実行を他のノードへ自動的に切り替えるRMSの処理。

関連項目 指定切替え (RMS)、 フェイルオーバ (RMS、SIS)、 切替え (RMS)、 対称切替え (RMS)

シャットダウン機構

クラスタノードの強制停止と起動を管理するための機構。シャットダウン機構はフェイルオーバーの間、自動的に呼び出されます。また、他のCluster Foundationに、ノードのシャットダウンの完了を通知して、回復処理を開始できるようにします。

状態

リソース状態 (RMS)を参照。

状態遷移プロシジャ

クラスタ制御からの状態遷移指示を受け取り、リソースの活性/非活性化を制御 (クラスタアプリケーションの起動/停止など) するもの。

冗長化

あるコンポーネントに障害が発生したり、コンポーネントが停止した場合、そのリソース負荷を物理的に同等のコンポーネントが代わりに負担する機能。一般的な例としては、別の格納デバイスにデータを複製するRAIDハードウェアおよびRAIDソフトウェア、代替データパスを提供する複数ネットワーク接続、ノードの再準備を動的に行い、クラスタのクリティカルなサービスを維持するマルチノードなどがあります。

シングルディスク (GDS)

グループに属していないSDXディスクで、シングルボリュームを作成できるディスク。

シングルボリューム (GDS)

グループに属していないシングルディスク内に作成されたボリューム。データは冗長化されません。

スイッチオーバ

ユーザの要求によりユーザ業務が運用系から待機系へ処理やデータを引き継ぐこと。

スクリプト (RMS)

リソースの状態遷移に対応してBM (ベースモニタ) から実行されるシェルプログラム。スクリプトによりリソースの状態が変更される場合もある。

スコープ (GDS)

共用タイプのディスククラスにおいてオブジェクトを共用できるノード群の範囲を表します。

ストライピング

データを一定のサイズに分割して、複数のスライスに交互に振り分けて書き込むこと。I/Oを複数の物理ディスクに分散して同時に発行する仕組み。

ストライプ化仮想ディスク

ストライプ化仮想ディスクは複数の区画で構成されます。物理パーティションや複数の仮想ディスク (通常はミラーディスク) で構成することもできます。このようにして仮想ディスク上の連続したI/O処理を複数の物理ディスク上のI/O処理に変換することができる。この機能はRAIDレベル0 (RAID0) に該当する。

関連項目 連結仮想ディスク (RCVM)、 ミラー仮想ディスク(RCVM)、 単独仮想ディスク、 仮想ディスク

ストライプグループ (GDS)

ストライプ(stripe)タイプのディスクグループ。ストライピングの単位となるディスクおよび下位グループの集まり。

ストライプ幅 (GDS)

ストライピングする際の、データを分割するサイズ。

ストライプボリューム (GDS)

ストライプグループ内に作成されたボリューム。ストライピングによってI/O負荷を複数のディスクに分散させることができます。データは冗長化されません。

スペアディスク (GDS)

故障したディスクの替わりにミラーリング状態を回復させるための予備ディスク。

専用ネットワークアドレス

ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) によって予約された一定範囲のIPアドレス。現在のスイッチやルータは、これらのアドレスがインターネットにルーティングされないよう設計されているため、内部的に使用する限り同じ専用ネットワークアドレスを複数の組織が使用しても競合やセキュリティの問題が生じることはありません。

専用リソース (RMS)

1台のノードのみが使用可能で、他のRMSノードからは使用できないリソース。

関連項目 リソース (RMS)、 共用リソース

属性 (RMS)

各オブジェクトタイプについて、BM (ベースモニタ) がどう処理するかを規定するオブジェクト。

対称切替え (RMS)

すべてのRMSノードが他の任意のRMSノードからリソースを引き継ぐことのできる機能。

関連項目 自動切替え (RMS)、 指定切替え (RMS)、 フェイルオーバ (RMS、SIS)、 切替え (RMS)

タイプ

オブジェクトタイプ (RMS)を参照。

多重ホスト

複数のコントローラ経由で同一のディスク。

単独仮想ディスク

単独仮想ディスクは、物理ディスクパーティションの1領域、またはパーティション全体を定義します。

関連項目 連結仮想ディスク (RCVM)、 ストライプ化仮想ディスク、 仮想ディスク

通知メッセージ (RMS)

ディテクタがBM (ベースモニタ) に特定リソースの状態を通知するメッセージ。

停止要求

クラスタ整合状態 (クォーラム) を回復するために、指定したノードを強制停止させるための指示。

ディスククラス (GDS)

SDXオブジェクトの集まり。共用タイプのディスククラスは、PRIMECLUSTERシステムで利用可能なリソースの単位でもあります。ディスククラスを単に「クラス」と呼ぶ場合もあります。

ディスクグループ (GDS)

ミラーリング、ストライピング、またはコンカチネートされる単位となるディスクまたは下位グループの集まり。同じディスクグループに属しているディスクおよび下位グループは、そのディスクグループのタイプ属性(ミラー、ストライプ、またはコンカチネーション)に応じて、互いに ミラーリング、ストライピング、またはコンカチネートされます。 ディスクグループを単に「グループ」と呼ぶ場合もあります。

ディテクタ (RMS)

特定のオブジェクトタイプの状態を監視して、リソースの状態変化をBM (ベースモニタ) に通知するプロセス。

データベースノード (SIS)

SIS構成の設定、動的データ、統計を管理するノード。

関連項目 ゲートウェイクラスタノード (SIS)、 サービス提供ノード (SIS)、 Scalable Internet Services (SIS)

デーモン

特定の機能を繰り返し実行する、システムに常駐するプロセス。

テンプレート

アプリケーション (RMS)を参照。

ネットワークアダプタ

LAN関連のネットワークアダプタ。

ネットワークインタフェースカード

ネットワークアダプタを参照。

ネットワークパーティション (CF)

クラスタ内の複数ノードのインタコネクトによる通信が不可能な場合に発生する状態。ネットワークパーティション状態でアプリケーションが共用ディスクにアクセスし続けるとデータの整合性がとれなくなる恐れがある。

ノード

クラスタのメンバであるホスト。

ノード間通信機構

PRIMECLUSTER CFで使用されるクラスタノード間の通信機能。クラスタノード間通信専用に設計されているため、TCP/IPよりもオーバヘッドが少なく、メッセージの到着順も保証したデータグラム通信サービスを行うことができる。

ノード状態 (CF)

クラスタ内のすべてのノードは、同じクラスタの他のすべてのノードのローカル状態を管理する。クラスタ内のノードは、すべてUP、DOWN、またはLEFTCLUSTERのいずれかの状態にある。

関連項目 UP (CF)、 DOWN (CF)、 LEFTCLUSTER (CF)

パトロール診断

ハードウェアの故障を定期的に診断する機能。

ハブ

LANや、ファイバチャネルで使用されるスター型の結線装置。

汎用タイプ (RMS)

汎用プロパティを持つオブジェクトタイプ。汎用タイプは、既存のオブジェクトタイプに割り当てることのできない監視対象リソースがある場合にRMSをカスタマイズするために使用される。

関連項目 オブジェクトタイプ (RMS)

非同期監視

SAの機能に加え、リモートクラスタノードの状態を監視し、そのノードのダウンを即時に検出するコンポーネント。

フェイルオーバ (RMS、SIS)

SISでは、このプロセスにより障害発生ノードのバックアップノードへの切替えを行う。RMSでは、このプロセスを切替えと呼ぶ。

関連項目 自動切替え (RMS)、 指定切替え (RMS)、 切替え (RMS)、 対称切替え (RMS)

フォルトトレラントネットワーク (耐故障性を備えたネットワーク)

耐故障性 (フォルトトレラント) を備えたネットワーク。耐故障性 (フォルトトレラント) とは、コンピュータシステムの一部に何らかの障害が発生した場合でも、正常な動作を保ち続ける能力のこと。よって、フォルトトレラントネットワークとはネットワークシステムの一部に異常が発生した場合でも、正常に通信を継続できるネットワークのことを意味している。

物理IPアドレス

ネットワークインタフェースカードのインタフェース (たとえばhme0) に直接割り振られたIPアドレス。

プライマリノード (RMS)

RMSの起動時にユーザアプリケーションをオンラインにするデフォルトノード。userApplicationのオブジェクト定義中に最初に記述されたノードがプライマリノードとなる。

ボリューム (GDS)

論理ボリューム (GDS)を参照。

マウントポイント

ディレクトリツリー上でファイルシステムが接続されるポイント。

ミラー仮想ディスク(RCVM)

ミラー仮想ディスクは複数の物理デバイスで構成され、すべての出力処理がすべてのデバイス上で同時実行される。

関連項目 連結仮想ディスク (RCVM)、 単独仮想ディスク、 ストライプ化仮想ディスク

ミラー化部品(RCFS)

ミラー化仮想ディスクを構成する物理部品。ミラー化部品にはミラーディスク、データディスクなどがある。

関連項目 ミラーディスク(RCFS)

ミラーグループ (GDS)

ミラー(mirror)タイプのディスクグループ。互いにミラーリングされるディスクおよび下位グループの集まり。

ミラーディスク(RCFS)

同一のデータを格納した複数ディスクの集合。1つのディスクで障害が発生しても他のディスクが使用可能なため、データの可用性が損なわれることがない。

関連項目 ミラー化部品(RCFS)

ミラーボリューム (GDS)

ミラーグループ内に作成されたボリューム。ミラーリングによってデータが冗長化されます。

ミラーリング

同じデータを複数のスライスに書き込むことによって、冗長性を維持すること。一部のスライスで障害が発生したとしても、正常なスライスが残っていれば、ボリュームへのアクセスが継続できる仕組み。

メタデータサーバ

ファイルシステム (メタデータ) の制御情報を一括管理するGFSデーモン。

メッセージ

1つのソフトウェアプロセスから他のプロセス、デバイス、またはファイルに伝送されるデータの集まり。

メッセージキュー

メッセージを受信した順で処理するため、メッセージを保存しておく場所として指定されたメモリ領域。

ユーザグループ

Web-Based Admin ViewやCluster Admin GUIが提供する環境設定、運用管理などの操作範囲を限定するもので、wvroot、clroot、cladmin、clmonの4種類がある。クラスタ管理サーバのオペレーションシステムの管理者に依頼して、個々のユーザIDを適切なユーザグループへ登録する。

リーフオブジェクト (RMS)

システムグラフの最下位オブジェクト。リーフオブジェクトは構成定義ファイルの最後に定義される。リーフオブジェクトはその配下に子オブジェクトを持たない。

リソース (RMS)

ミラーディスク、ミラーディスク部品、データベースサーバなどの機能を提供する、専用または共用のハードウェアまたはソフトウェア要素。ローカルリソースは、ローカルノード上でのみ監視対象となる。

関連項目 専用リソース (RMS)、 共用リソース

リソース状態 (RMS)

リソースの現在の状態。

リソース定義 (RMS)

オブジェクト定義 (RMS)を参照。

リソースデータベース

複数のノード間で共用されるハードウェアの情報を管理するデータベース。リソースデータベースは、クラスタリソース管理機構により管理される。

リソースラベル (RMS)

システムグラフに表示されるリソース名。

リモートコンソール接続装置

RS232CインタフェースとLANインタフェースを変換する装置。本装置により、LAN接続された他の装置 (パソコン) からTelnet機能によりTTYコンソール機能を利用可能とする。

リモートノード

リモートホストを参照。

リモートホスト

LANまたは遠距離通信回線を使ってアクセスするホスト。

関連項目 ローカルホスト、 ノード

リンク (RMS)

特定リソース間の親子関係を指定する。

連結仮想ディスク (RCVM)

1つ以上のディスクドライブ上の複数の区画で構成され、各部を合計したものに相当する。ディスクを細かく分割する単独仮想ディスクと異なり、各ディスクまたはパーティションを連結して1つの大規模な論理ディスクを構成する (富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)。

関連項目 ミラー仮想ディスク(RCVM)、 単独仮想ディスク、 ストライプ化仮想ディスク、 仮想ディスク

ローカルMACアドレス

ローカルエリアネットワーク (LAN) のシステムごとに、システム管理者がそのシステム内部での一意性を保証するMACアドレス。

ローカルエリアネットワーク

業務LANを参照。

ローカルホスト

コマンドまたはプロセスを開始するホスト。

関連項目 リモートホスト

ログファイル

重要なシステムイベントやメッセージを記録したファイル。RMS Wizard Tools、RMSベースモニタ、RMSディテクタは、それぞれのログファイルを持っています。

ローリングアップデート

クラスタシステムにおいて、修正適用、保守時に使用されるアップデート手法。1ノードずつ順次修正適用を行うことで、業務を停止せずに修正を適用することが可能となる。

論理ボリューム (GDS)

利用者が直接アクセスできる仮想ディスクデバイスの総称。利用者は、物理ディスクのスライス
(パーティション)と同じように、論理ボリュームにアクセスできます。論理ボリュームを単に「ボリューム」と呼ぶ場合もあります。