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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
FUJITSU Software

7.4.3 アクセスプランのチューニング

BTREE構造のインデックスとXML構造のインデックスを定義した表では、 SQL文にCONTAINS関数とBTREE構造のインデックスの検索範囲を作成できる探索条件の両方を指定した場合、アクセスプランは以下の2種類が考えられます。

(1)CONTAINS関数を先に条件評価し、CONTAINS関数の条件を満たしたレコードについて表アクセスを行い、残りの条件を評価します。

(2)BTREE構造のインデックスで表の検索範囲を絞った後、表のレコードをアクセスし、取り出したレコードについてCONTAINS関数の条件を評価します。

通常、Symfoware/RDBでは上記(1)のアクセスプランを選択します。しかし、CONTAINS関数の条件を満たすレコードが極端に多いような業務では、(2)のアクセスプランを選択した方が、表へのアクセス件数を減らし、効率が良い場合があります。これに対応するため、Symfoware/RDBでは最適化パラメタSS_RATEで、検索に利用できるインデックスが複数ある場合の選択論理のチューニングを用意しています。

SS_RATEの選択率5の大きい値を変更することにより、上記(2)のアクセスプランを選択することが可能となります。

以下にSS_RATEの選択率5を変更してのチューニング例を示します。

参照

SS_RATEの変更方法については、“SQLTOOLユーザーズガイド”を参照してください。