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Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

4.4.11 アーカイブログのバックアップ

アーカイブログをバックアップする運用を行っている場合、DSIおよびRDBディクショナリをバックアップした後に、バックアップ以前のアーカイブログをバックアップします。

アーカイブログファイルのバックアップは、rdblogコマンドのBオプションで行います。スケーラブルログ運用を行っている場合は、gオプションでユーザロググループ名も指定してください。

退避先名arc0001にアーカイブログファイルをバックアップする例を以下に示します。

$ rdblog -B arc0001@/backup/rdb

ポイント

アーカイブログファイルが満杯になると、Symfoware/RDBが自動的に切替えを行いますが、すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、空きができるまで運用が停止してしまいます。
この場合は、アーカイブログのバックアップを行うことで、Symfoware/RDBの運用が再開されます。
このようなことが発生しないように、満杯なアーカイブログファイルは、なるべく早めにバックアップしておいてください。
自動切替えが行われたときは、システムメッセージ“qdg03800i”が出力されます。スケーラブルログ運用を行っている場合は、システムメッセージ“qdg13239i”も合わせて出力されます。このメッセージにより、バックアップ対象となるロググループを特定してください。

注意

アーカイブログのバックアップ(rdblogコマンドのBオプション)時にシステム時刻を取得しています。
時刻補正を行った結果、アーカイブログをバックアップした時刻がRDBディクショナリの創成以前になった場合、メディアリカバリ(rdbrcvコマンド)時にエラーとなり、データベースが復旧できなくなるため、システム時刻の変更タイミングに留意してください。

参考

動作環境ファイルの設定により、アーカイブログファイル満杯時にはアプリケーションをエラー復帰させることができます。

動作環境ファイルについては、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”を参照してください。