Symfoware Server V12.7.0 RDB運用ガイド

3.2 認証の方式

認証は、CONNECT文実行時、または、CONNECT文実行後にSET SESSION AUTHORIZATION文を指定して利用者を変更した場合に行います。

参照

CONNECT文およびSET SESSION AUTHORIZATION文の指定方法については、“SQLリファレンス”を参照してください。

なお、以降の説明ではCONNECT文を中心に説明します。SET SESSION AUTHORIZATION文についても同様の認証方式なので、CONNECT文の説明をSET SESSION AUTHORIZATION文に置き換えて解釈してください。

CONNECT文を使用した接続形式には以下の2つがあります。

• OSのログイン名で接続する場合

• データベース専用利用者名で接続する場合

OSのログイン名で接続する場合

OSのログイン名を利用してCONNECT文を実行した場合、Symfoware/RDBは以下のようなチェックを行います。

• 利用者登録の使用宣言をしている場合、その利用者がSymfoware/RDBの利用者として登録されている

• OSのログイン名が有効な状態である

• OSのログイン名が有効期限内である

• パスワードがシャドウパスワードの適用されたシステムのローカルユーザのパスワードと一致している

• OSのログイン名のパスワードが有効期限内である

参照

利用者登録の使用宣言については、“セットアップガイド”を参照してください。

OSのログイン名で接続する場合の認証を、以下に示します。

注意

• 同一サーバ内での共用メモリ通信 (システム内通信)を用いてアプリケーションを実行する場合は、CONNECT文に利用者名とパスワードを指定しないでアプリケーション実行時のログイン名を利用して接続することができます。

• OSのログイン名のパスワードが有効期限内であるかは、OSの仕様（パスワードの設定日を日数にカウントしない）に合わせます。

データベース専用利用者名で接続する場合

データベース専用利用者名を利用してCONNECT文を実行した場合、指定された利用者名とパスワードがSymfoware/RDBに登録されているものと一致しているかをチェックします。

データベース専用利用者名で接続する場合の認証を、以下に示します。