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Symfoware Server V12.7.0 WebDBtoolsユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.2 定数

WebScript言語では、以下の定数を使用することができます。

文字列定数

文字列定数は、二重引用符(")または引用符(')で囲んで表現します。
二重引用符で始まったものは、二重引用符で終了する必要があります。引用符で始まったものは、引用符で終了する必要があります。

円記号 (\) には特別な意味があります。

    \\  →  円記号自体
    \"  →  二重引用符自体
    \'  →  引用符自体
    \$  →  ドルマーク自体
    \n  →  改行コード (\x0a)
    \r  →  復帰コード (\x0d)
    \t  →  タブ (\x09)
    \f  →  改ページコード (\x0c)
    \a  →  アラート (\x07)
    \e  →  エスケープ (\x1b)
    \d、\dd、\ddd (dは0から7まで)  →  8進で表現した文字
    \xh、\xhh  →  16進で表現した文字
    \半角英字  →  \文字自体+半角英字自体を表します

上に示した以外の円記号+文字(日本語を含む)は、不定な値となります。
ここに示したWebScript言語での円記号のエスケープは、“5.4.1 特殊文字のエスケープ”で説明したフォーマットファイルのエスケープとは、独立しています。

例 <!REPLACE 'html(\"\\\"\")'>
  1. \" → "、\\ → \ の規則が適用され、html(\"\\\"\")がhtml("\"")に変換されます。

  2. \" → " の規則がもう一度適用され、「&quot;」になります。

詳細は、“付録B WebScriptフォーマットファイル解釈の詳細”を参照してください。

数値定数

数値定数には、以下の3種類があります。

10進定数

10進定数では、整数、固定小数または浮動小数を表記できます。

  • 整数は、0から9までの数字を並べて表記します。先頭に不要な0を付けることはできません。先頭に「+」または「-」の符号を付けることもできます。

  • 固定小数は、整数に続けて小数点(.)、さらに0から9までの数字を並べて表記します。

  • 浮動小数は、固定小数に続けて文字「E」または「e」、さらに符号のない整数を指定することで表記します。
    たとえば、「2.5E3」は「2.5×10の3乗」を意味します。

8進定数

8進定数は、数字「0」に続けて、0から7までの数字を並べて表します。先頭に「+」または「-」の符号を付けることもできます。

16進定数

16進定数は、「0x」に続けて、0から9およびAからFまでの文字を並べて表記します。先頭に「+」または「-」の符号を付けることもできます。