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Symfoware Server V12.7.0 WebDBtoolsユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.5 データベース連携の利用形態

データベース連携機能を利用して、ブラウザからデータベース連携業務を行う場合の利用形態および留意事項について説明します。

利用の種類とセキュリティ

WebScriptは、簡易にデータベースの情報公開を可能にしますが、これらのセキュリティ対策を検討することなく、業務を運用すべきではありません。ブラウザによるデータベースアクセス業務には、以下があります。利用形態に応じて、適切なセキュリティ対策が必要となります。

イントラネット内での利用

イントラネット内の利用者の特長は、以下のとおりです。

  • 利用者は特定されるが、利用者数は業務により異なる

  • ネットワークおよび業務に対してアカウントをもつ

  • 利用者は、ある程度のモラルをもって、アクセスを守ることが期待できる(パスワードの保護は必要であるが、ネットワークの送信内容盗聴レベルの保護は必要ない場合が多い)

Webセキュリティは、Webサイトのドキュメント機密性の内容に応じた設定が必要です。利用者の管理には、一般的なWebレベルの、WebサーバのアクセスコントロールによるWebドキュメント保護が必要です。

この利用形態では、Webサーバ内のドキュメントアクセス管理の対策が必要です。ただし、情報の内容によって、このような管理は必要ない場合もあります。

このような利用形態の場合、WebScriptのページは公開せず、業務ごとに利用者保護を行ってください。Webセキュリティの認証が正しい場合だけ、WebScriptセションを利用可能となるように運用してください。以下にこのイメージを示します。

ローカルなネットワーク内での利用

ローカルな環境での利用者の特長は、以下のとおりです。

  • 情報利用の関連者に特定される

  • 対象ネットワークおよびWebサーバ環境にアカウントをもつ場合がある

  • 利用者は特定され、ネットワークの送信内容盗聴レベルの保護は不要になる

このような利用形態の場合、利用者がユーザIDとパスワードをブラウザから動的に指定するWebScriptの運用も考えられます。以下にこのイメージを示します。