グループ単位のレプリケーションにおいて、レプリケーション対象の表に対し大量レコード更新を行った場合、タイミングによっては複数のトランザクションをまとめることがあります。この場合、1トランザクションに対し1コミットレコードではなく、複数のトランザクションに対し1つのコミットレコードを出力することになります。したがって、複写先データベースのテンポラリログファイル(Oracleの場合はREDOログ・ファイル)は、複写元データベースのテンポラリログファイルより十分大きなサイズを用意してください。
注意
一意性制約の構成列やDSIの分割キー値を更新した場合も、差分反映操作が削除差分と追加差分の2つの差分データを取得します。これを考慮したサイズのテンポラリログファイルを用意してください。
ポイント
グループ単位のレプリケーションにおいて、複写元システムの複数のトランザクションをまとめる処理を抑止することで、複写元システムのトランザクション数とコミットレコード数を対応させ、複写先システムの格納機能で発生するトランザクション数を複写元システムのトランザクション数と一致させることができます。Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルのREP_EACHCMTオペランドで指定します。
REP_EACHCMTオペランドについては“導入運用ガイド”を参照してください。