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Symfoware Server V12.7.0 セキュリティ運用ガイド
FUJITSU Software

10.2 フェイルオーバ運用

フェイルオーバ運用において、セキュリティ運用を行うことができます。

フェイルオーバ運用でのセットアップ手順

フェイルオーバ運用でのセットアップ手順を以下に示します。

注1) サーバ情報の設定は、Solarisの場合に行う作業です。サーバ情報の設定については、“RDA-SVオペレーションガイド”を参照してください。

注2) 暗号化機能を利用する場合に行ってください。

フェイルオーバ運用を使用するアプリケーションを作成する場合の注意

利用者制御を使用し、フェイルオーバ運用を行うサーバに接続するアプリケーションを作成する場合には、以下のことに注意する必要があります。

待機系のRDBシステムへ接続するアプリケーション

待機系のRDBシステムへ接続するアプリケーションは、CONNECT文の発行契機では認証処理が行われません。認証処理は、CONNECT文発行後に、アプリケーション中で最初のSQL文が実行された契機で行われます。

このため、アプリケーションを作成する場合、CONNECT文発行後にアプリケーション中で最初のSQL文が実行された時、認証処理で異常になっていないかのエラーを確認する必要があります。

認証に失敗した場合のエラー情報は以下です。

SQLTATE 28000

システム間の時刻合わせ

監査ログには、ログとして記録された事象の発生した時刻情報を含んでいます。ntpdateコマンドなどを使用して、運用系・待機系のシステムの時刻を同期させてください。