Q1004:故障予兆検出による業務停止回避ツールを使用する際、故障予兆検出に伴う仮想マシンの移動は1台ずつ実施されますか。それとも、複数台まとめて実施されますか。
A1004:
定義ファイルrcx_migration.conf の DRS_USEの設定によって異なります。
DRS_USE=no の場合
1台ずつ移動します。(ROR機能で1台ずつのマイグレーション実行)
DRS_USE=yes の場合
RORの機能でのライブマイグレーションは実施されません。RORからは、VMwareのメンテナンスモードの設定だけ実施します。
VMゲストの移動は、VMware DRSによるvMotionの動作に依存します。
注意
DRSの自動化レベルが「一部自動化」の場合、vSphere Client上のユーザ操作で「移行の推奨」を承認する必要があるため、「RORのVMメンテナンスモードの設定」だけ実施され、仮想マシンは移動しません。
DRS_USE=yes の指定でツールが動作するには、自動化レベルが「完全自動化」である必要があります。