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ServerView Resource Orchestrator V3 QA集
FUJITSU Software

6.56 Q0571

Q0571:RORとESCが共存するシステムにおいて、ESCからサーバFCスイッチETERNUSを登録解除する(アクセスパスは変更しない)場合の影響を教えてください。

A0571:

仮想L-Server(VMware)と物理L-Server(ESXi)の場合に分けて影響を記載します。

前提条件
RORのバージョン
  • V3.1.0A以降

  • V3.1.0

    Windows【Windowsマネージャー】

    T007141WP-01以降

    Linux【Linuxマネージャー】

    T007218LP-02以降

ESCのバージョン
  • 14.2

  • 15.0 ~ 15.3

仮想L-Server(VMware)の場合
影響

仮想L-Server(VMware)の機能への影響はありません。

参考

ESCからサーバ、FCスイッチ、ETERNUSを登録解除(アクセスパスは変更なし)しても、VMwareのVMホストが認識するデータストアの情報は変わりません。
RORは、データストアを仮想ストレージと認識し、そこから仮想L-Server(VMware)のディスクを切り出します。

対処

必要ありません。

物理L-Server(ESXi)の場合
影響

VMwareのVMホストが認識するデータストアの情報は変わらないため、VMホストとして運用している物理L-Serverの運用には影響ありません。
ただし、ROR上でのリソースの表示、物理L-Serverの操作に影響があります。詳細は、以下のとおりです。

  • ストレージプールに登録されている仮想ストレージリソース(RAIDgroup)やディスク(LUN)のステータスが[unknown]になります。

  • ストレージプールに登録されていない仮想ストレージリソース(RAIDgroup)やディスク(LUN)は、RORから認識されなくなります。

  • ESCから登録を解除したETERNUSや装置に関連する、物理L-Serverの操作(L-Serverの作成、L-Serverの削除、ディスクの追加/削除)はできなくなります。

参考

RORは、物理L-Server用の仮想ストレージ、ディスクの情報採取、物理L-Serverへのディスクの取り付けなどにESCのコマンドを利用します。
ESCのコマンドはESCに登録されているFCスイッチ、ETERNUSに対する制御を実施します。

対処

ESCから登録解除したFCスイッチやETERNUSを再度登録してください。

ポイント

RORはIPアドレスを利用してETERNUSを識別するため、ETERNUSのIPアドレスを変更しないでください。