Q0571:RORとESCが共存するシステムにおいて、ESCからサーバ、FCスイッチ、ETERNUSを登録解除する(アクセスパスは変更しない)場合の影響を教えてください。
A0571:
仮想L-Server(VMware)と物理L-Server(ESXi)の場合に分けて影響を記載します。
V3.1.0A以降
V3.1.0
T007141WP-01以降
T007218LP-02以降
14.2
15.0 ~ 15.3
仮想L-Server(VMware)の機能への影響はありません。
参考
ESCからサーバ、FCスイッチ、ETERNUSを登録解除(アクセスパスは変更なし)しても、VMwareのVMホストが認識するデータストアの情報は変わりません。
RORは、データストアを仮想ストレージと認識し、そこから仮想L-Server(VMware)のディスクを切り出します。
必要ありません。
VMwareのVMホストが認識するデータストアの情報は変わらないため、VMホストとして運用している物理L-Serverの運用には影響ありません。
ただし、ROR上でのリソースの表示、物理L-Serverの操作に影響があります。詳細は、以下のとおりです。
ストレージプールに登録されている仮想ストレージリソース(RAIDgroup)やディスク(LUN)のステータスが[unknown]になります。
ストレージプールに登録されていない仮想ストレージリソース(RAIDgroup)やディスク(LUN)は、RORから認識されなくなります。
ESCから登録を解除したETERNUSや装置に関連する、物理L-Serverの操作(L-Serverの作成、L-Serverの削除、ディスクの追加/削除)はできなくなります。
参考
RORは、物理L-Server用の仮想ストレージ、ディスクの情報採取、物理L-Serverへのディスクの取り付けなどにESCのコマンドを利用します。
ESCのコマンドはESCに登録されているFCスイッチ、ETERNUSに対する制御を実施します。
ESCから登録解除したFCスイッチやETERNUSを再度登録してください。
ポイント
RORはIPアドレスを利用してETERNUSを識別するため、ETERNUSのIPアドレスを変更しないでください。