Q0554:ディスクリソースを2台のVMホスト(A,B)で利用できるように定義しています。現在このディスクリソースは、VMホスト(A)に配備された仮想L-Serverだけで利用されています。このため、ディスクリソースをVMホスト(A)だけで利用できるように定義を修正します。
定義の修正方法と、配備済みの仮想L-Serverへの影響を教えてください。
A0554:
VMホスト(A)に配備された仮想L-Serverの電源をOFFにします。または仮想L-Serverのディスクを未使用状態にします。
以下の注意事項を確認します。
注意
storage.rcxpropに、"CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCE=true"を定義している場合
rcxadm lserver detachコマンドを実行すると、ディスクリソースに対応するRawデバイス/パーティションのデータがすべて削除されます。
ディスクリソースに対応するRawデバイス/パーティションのデータを保持する場合は、事前に以下の手順を実行してください。
storage.rcxpropに定義された値を以下のように変更します。
CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCE=false
または"CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCE"の項目を削除してください。
マネージャーを再起動します。
手順2.の注意事項を確認したうえで、以下のコマンドを実行します。
# rcxadm lserver detach -name L-Server名 -disk ディスクリソース名 <RETURN>
以下のコマンドを実行し、L-Serverがディスクリソースを利用していないことを確認します。
# rcxadm disk show -name ディスクリソース名 <RETURN>
L-SERVER[num]が空欄で出力されることを確認してください。
ストレージの関連付けを変更します。
ストレージリソースの定義ファイル(XML)を編集します。
ストレージリソースの定義ファイル(XML)がない場合は、rcxvmdisk/rcxvmdiskagtコマンドを実行してください。ストレージリソースの定義ファイル(XML)が作成されます。
以下のVMホスト(B)に関する<VmHost>タグを削除します。
<VmHost ip="VMホスト(B)のIPアドレス"> <Disks> <Disk name="ディスク名" path="rawデバイスまたはパーティションのパス" size="ディスク容量"/> </Disks> </VmHost>
以下のコマンドを実行し、編集したストレージリソースの定義ファイル(XML)を反映します。
# rcxadm disk modify -name ディスクリソース名 -file ストレージリソース定義ファイル(XML) <RETURN>