Q0237:【KVM】ディスクリソースの追加作業後仮想マシンの起動を行ったところ、以下のメッセージが表示され、起動に失敗しました。対処方法を教えてください。
Error starting domain: cannot open file '/dev/disk/by-id/scsi-3600000E00D110000001131Axxxxxxxxx':No such file or directory
A0237:
仮想マシンが起動に失敗する理由として、以下の定義内容が一致していない可能性があります。
仮想マシンに対応するL-Serverが使用しているディスクリソースのPath
仮想マシンが動作するVMホストのrawデバイスまたはパーティションのパス
以下の手順を実行し、pathの定義を確認してください。
起動に失敗した仮想マシンに対応するL-Serverが使用しているディスクリソース名を確認してください。
コマンドを実行し、ディスクリソースのPathの定義内容を参照します。
rcxadm disk show -name ディスクリソース名
定義内容が、仮想マシンが動作するVMホストのrawデバイスまたはパーティションのパスと一致している必要があります。
注)大文字と小文字の違いも区別されますので注意してください。
起動に失敗していることから該当のディスクリソースはVMゲストのシステムディスクを定義したものであると想定されます。
以下の対処を実施してください。
該当のディスクリソースを利用する仮想L-Serverをなくすため、該当する仮想L-Serverを削除してください。
該当のディスクリソースをストレージプールから登録解除してください。
ディスクリソースを登録するためのXMLファイルのDisk要素のpath属性の値を修正してください。
rcxadm disk modifyコマンドに3.で修正したXMLファイルを指定して当該ディスクリソースの定義内容を修正してください。
該当のディスクリソースをストレージプールに登録してください。
仮想L-Serverを再作成してください。