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ServerView Resource Orchestrator V3 QA集
FUJITSU Software

3.34 Q0237

Q0237:KVM】ディスクリソースの追加作業後仮想マシンの起動を行ったところ、以下のメッセージが表示され、起動に失敗しました。対処方法を教えてください。

Error starting domain: cannot open file '/dev/disk/by-id/scsi-3600000E00D110000001131Axxxxxxxxx':No such file or directory

A0237:

仮想マシンが起動に失敗する理由として、以下の定義内容が一致していない可能性があります。

以下の手順を実行し、pathの定義を確認してください。

  1. 起動に失敗した仮想マシンに対応するL-Serverが使用しているディスクリソース名を確認してください。

  2. コマンドを実行し、ディスクリソースのPathの定義内容を参照します。

    rcxadm disk show -name ディスクリソース名
  3. 定義内容が、仮想マシンが動作するVMホストのrawデバイスまたはパーティションのパスと一致している必要があります。
    注)大文字と小文字の違いも区別されますので注意してください。

Pathの定義内容が一致していない場合

起動に失敗していることから該当のディスクリソースはVMゲストのシステムディスクを定義したものであると想定されます。
以下の対処を実施してください。

  1. 該当のディスクリソースを利用する仮想L-Serverをなくすため、該当する仮想L-Serverを削除してください。

  2. 該当のディスクリソースをストレージプールから登録解除してください。

  3. ディスクリソースを登録するためのXMLファイルのDisk要素のpath属性の値を修正してください。

  4. rcxadm disk modifyコマンドに3.で修正したXMLファイルを指定して当該ディスクリソースの定義内容を修正してください。

  5. 該当のディスクリソースをストレージプールに登録してください。

  6. 仮想L-Serverを再作成してください。