Q0138:CPUリソースの割当てにおいて、CPU数とCPU性能の相関関係を教えてください。
A0138:
CPUリソースは、割り当てたCPUに対してCPU性能として設定した使用率までしか使えないようにします。
例
例えば、2GHzのデュアルコアCPU数が4個(コア数8)の場合、L-Server作成時にCPU数を2、CPU性能を1として登録すると、仮想ゲストOSからは1GHzのCPUが2個あることになります。
同じ条件でL-Serverを作成する場合、L-Serverを8個まで作成できます。
また、2GHzのシングルコアCPUが1個の場合、L-ServerのCPU数を1、CPU性能を1として設定すると、同じ設定のL-Serverを2つまで作成でき、かつ、起動できます。ただし、VMwareがCPUコアを1つ占有しますので、その分は除外する必要があります。
CPUリソース | L-Server作成時の | ゲストOSから見たL-ServerのCPU | 作成できるL-Serverの数 | |
---|---|---|---|---|
CPU数 | CPU性能 | |||
2GHzのデュアルコアCPUが4つ (コア数8) | 2 | 1 | 1GHzのCPUが2つ | 最大8つ |
2GHzのシングルコアCPUが1つ (コア数1) | 1 | 1 | 1GHzのCPUが1つ | 最大2つ (ただし、VMwareがコアを1つ占有) |
ポイント
リソースプール量を超えたL-Serverの作成はできません。このため、上記のデュアルコアCPUの例で、L-Serverを同時に起動させなかったとしても、同じ設定のL-Serverを9つ以上作成することはできません。