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Interstage List Works V11.0.0 ホスト帳票受信サービス手引書
FUJITSU Software

2.6 転送環境の構築(APS/NPのライタ定義)

帳票配信製品である APS/NP を使って、帳票転送に使用するAPSライタ(APS/NPライタといいます)を定義します。また定義したAPS/NPライタを起動します。

APS/NPライタの定義と起動によって、APS/NPからDTSへの帳票の受け渡しのための環境が構築されます。

以下にライタ定義例を示します。

詳細は、“APS説明書”および“APS/NP説明書” を参照してください。
*
*    ライタ定義  ライタ名:WTR1、
*            出力対象クラス:F 
*            出力対象種別:バッチ、デマンド、オンライン
*            セパレータ:無し
*            オーバレイ:オーバレイ機構有り
*
DFNWTR WTR1 UNIT(APSNPFTP) SERVER(CJMS) JOB(F * *) OUTPUT(1 1 1) +
                (備考1)      (備考2)
SEPARATOR(NO) OVERLAY RETRY(255 255) WFUNC2(2)
*                        (備考3)      (備考4) *    ライタ起動 * STRWTR WTR1

備考1 : UNITオペランドは、DTSの環境定義に合わせてください。

備考2 : SERVERオペランドは、CJMSを指定してください。

備考3 : 推奨値はともに255です。RETRYオペランドは、再試行可能なエラーを検出した場合のAPS/NPライタの動作についての定義です。255を指定すると、転送可能となるまで再試行を繰り返します。

備考4 : WFUNC2(2)オペランドは、ジョブ転送ごとにアソシエーションの確立・開放を行います。必須オペランドです。

参考

  • 2.3 帳票の電子化/仕分け/印刷配信/PDF変換の定義”で作成するASSORT仕分け定義体にAPS/NPライタを指定することで、SystemWalker/PrintASSORTとAPS/NPは連携します。

  • DFNWTRコマンドのUNITオペランドに、DTS環境定義のNODENMに指定したノード名を指定することで、APS/NPライタとDTSは連携します。

  • SystemWalker/PrintASSORTを導入していない場合、PRTFILEコマンドやJCLを使って帳票を印刷指示するときに、ここで定義したAPS/NPライタを指定すると、メインフレームからホスト帳票を受信するサーバに転送されます。

  • DTSを複数起動させる運用をする場合は、“APS起動用カタログドプロシジャ”内にDTS環境定義体格納ファイルを指定してください。