以下に、Interstage List Works Print Agent V10.3からList Works Print Agent V11における、バーコード項目の演算、および条件判定処理の変更について説明します。
以下の帳票を出力した場合の動作が変更されました。
以下のバーコード種別を指定したバーコード項目が定義されており、かつ帳票のプロパティの[バーコード]タブの「入力データ長が項目長に満たない場合、空白で埋める」がチェックなしの帳票
Code 3 of 9
CODE128
EAN-128
QR Code(モデル1)
QR Code(モデル2)
QR Code(マイクロQR)
PDF417
MaxiCode
GS1 DataBar Expanded
GS1 DataBar Expanded Stacked
バーコード種別に「Code 3 of 9(EIAJ 準拠)」を指定したバーコード項目が定義されている帳票
変更される動作は、以下のとおりです。
バーコード項目に指定された演算の結果が項目長に満たない場合の動作を、以下のように変更しました。
Interstage List Works Print Agent V10.3以前の場合
空白を埋めて出力
List Works Print Agent V11の場合
空白を埋めずに出力
文字列操作の演算子の引数にバーコード項目が指定されている場合の動作を、以下のように変更しました。
Interstage List Works Print Agent V10.3以前の場合
バーコード項目の値の後ろに入力データに指定していない文字「NULL 値(0x00)」が付加されて演算を実行
List Works Print Agent V11の場合
バーコード項目に指定された入力データのまま演算を実行
条件判定にバーコード項目を指定した場合の動作を、以下のように変更しました。
Interstage List Works Print Agent V10.3以前の場合
バーコード項目の値の後ろに入力データに指定していない文字「NULL 値(0x00)」が付加されて条件判定が実行
List Works Print Agent V11の場合
バーコード項目に指定された入力データのまま条件判定を実行
この変更により、Interstage List Works Print Agent V10.3以前では、誤った判定となっていましたが、List Works Print Agent V11では正しく判定されます。
また、変更後の動作として、文字列操作の演算をおこなう際、入力データに指定した後ろ半角空白をどのように扱うかについては、「文字列操作時の後ろ空白を設定する場合の動作」の指定にしたがいます。
詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“9.3.8 List Creator帳票の出力環境の設定”の「文字列操作時の後ろ空白を設定する場合の動作」に関する記載を参照してください。
なお、Interstage List Works Print Agent V10.3以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“9.3.8 List Creator帳票の出力環境の設定”の「バーコード項目の演算動作(条件判定も含む)」に関する記載を参照してください。