共用バッファのチューニングは、1.3.8 保管データベースのフラグメンテーションの解消 <Solaris版>を行っても何日か運用すると共用バッファ不足になる場合に行います。
共用バッファをチューニングする手順の流れを以下に示します。
以下の手順で共用バッファ数を変更してください。変更後、1.3.11 保管データベースの共用バッファの監視<Solaris版>を行って共用バッファ不足が解消されているかを確認してください。なお、RDB_BUFFER8Kの共用バッファの最大値は262143です。
手順 | 内容 |
---|---|
1 | サービスの停止 |
2 | 共用バッファ数の設定変更 |
3 | サービスの再開 |
4 | 共用バッファ数の確認 |
以下に手順の詳細を示します。
サービスの停止
以下のサービスを停止します。
配信出力サービス(帳票印刷配信機能を使用している場合)
配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。
印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。
配信出力サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
配信管理サービス(帳票印刷配信機能を使用している場合)
配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを停止する必要があります。
配信管理サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
List Worksサービス
lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。
# lwserver stop
参考
lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。
Symfowareサービス
共用バッファ数の設定変更は、Symfowareサービスの再起動が必要になります。Symfowareサービスを停止してください。
共用バッファ数の設定変更
以下にあるrdbbufファイルをテキストエディタで開いて、BUFFER8Kの値を変更します。
/etc/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/rdbbuf
サービスの再開
以下のサービスを再開します。
Symfowareサービス
Symfowareサービスを起動してください。
List Worksサービス
lwserverコマンドを利用して、List Worksサービスを開始します。
# lwserver start
参考
lwserverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
配信出力サービス(帳票印刷配信機能を使用している場合)
配信出力サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
配信管理サービス
配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを開始します。
配信管理サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
共用バッファ数の確認
スクリプト(dbbuf_checkLWDB.sh)を実行して共用バッファ数が拡大していることを確認してください。