本機能を利用するために必要な事前作業を説明します。
データ保護運用を行う場合
事前作業は不要です。
待機運用を行う場合
運用側の装置と同様にNAS管理を導入する必要があります。NAS運用を行うための事前設定および導入手順は、『Storage Cruiser 運用ガイド』または『Express 運用ガイド』の「NAS管理」を参照してください。
注意
ファームウェア版数がV10L51より前のETERNUS DX200 S3, DX500 S3/DX600 S3が運用側と待機側のどちらかまたは両方の装置である場合は、待機側の装置に作成するNASボリュームの論理ボリューム番号を、運用側の対応するNASボリュームの論理ボリューム番号と一致させる必要があります。
このとき、待機側の装置にすでに同一の論理ボリューム番号のボリュームが存在する場合は、そのボリュームのデータを別のボリュームへ移動後、そのボリュームを削除し、運用側の対応するNASボリュームの論理ボリューム番号が使用できるようにしてください。
運用側と待機側の装置は、1対1の関係である必要があります。複数の運用側装置に対して待機側装置を1つにすることはできません。
運用側装置と待機側装置が以下のどれかの場合は、運用側装置のファームウェア版数と待機側装置のファームウェア版数を一致させる必要があります。
ETERNUS DX100 S4/S3
ETERNUS DX200 S4/S3
ETERNUS DX500 S4/S3
ETERNUS DX600 S4/S3
運用側と待機側のどちらかまたは両方の装置がETERNUS DX S5 series (DX60 S5を除く)の場合は、『ETERNUS DX S5 series ハイブリッドストレージシステム 設計ガイド』の「NAS機能」にある「バックアップ」を参照して、制限および注意事項を確認してください。