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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

4.6.6 acsnap cancel (SnapOPC+のコピー停止コマンド)

名前

acsnap cancel - SnapOPC+のコピー停止

形式

acsnap cancel -g copyGroup [-p copyPair | -v volumeName] [-r | -force] [-xml]
acsnap cancel -estimate -v volumeName [-xml]

機能説明

本コマンドは、コピーグループまたはコピーペアの、SnapOPC+のコピーを停止します。
ただし、-forceオプションを指定した場合は、指定したコピーグループに含まれないスナップ世代に対するSnapOPC+のコピーも停止することがあります。
-estimateオプションを指定した場合は、更新量測定のモニターセッションを停止します。

オプション

-g copyGroup

コピーグループ名を指定します。

-p copyPair

コピーペアを指定します。
最古でないスナップ世代(スナップ世代番号が2以上)の削除をサポートしていないストレージ装置(対象装置は、「3.2.1.6 SnapOPC+の停止」を参照してください)で、最古でないスナップ世代に対するコピーペアを指定する場合は、-forceオプションも同時に指定してください。
acsnap startコマンドの-rオプションによるリストア時に-pオプションを指定した場合は、本コマンドによる停止時も-pオプションを指定してください。

LU to Partition形式またはPartition to LU形式で指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

-r

逆向きのコピーを停止します。

-force

SnapOPC+のコピーを強制停止します。強制停止の対象となるSnapOPC+セッションは以下のとおりです。

  • -pオプションが指定されていないとき

    -gオプションに指定したコピーグループのコピー元ボリュームに対するすべてのSnapOPC+セッションのうち、-gオプションに指定したコピーグループの最新SnapOPC+セッションと、そのSnapOPC+セッションより前に生成されたすべてのSnapOPC+セッション

  • -pオプションが指定されているとき

    -gオプションに指定したコピーグループのコピー元ボリュームに対するすべてのSnapOPC+セッションのうち、-pオプションに指定したコピーペアのSnapOPC+セッションと、そのSnapOPC+セッションより前に生成されたすべてのSnapOPC+セッション

「コピー元ボリュームに対するすべてのSnapOPC+セッション」は、コピー元ボリュームが存在する装置において、そのコピー元ボリュームに対するすべてのSnapOPC+セッションを指します。例えば、コピー元ボリュームに対して複数のコピーグループを定義している場合は、対象コピーグループのSnapOPC+セッションに加えて、ほかのコピーグループのSnapOPC+セッションも含みます。

本オプションは、スナップ世代が1世代だけの場合も指定できます。

-v volumeName

指定した論理ボリュームに対して停止処理を行います。
-forceオプションが指定されている場合、コピーグループ内で最新のスナップ世代のSnapOPC+セッションに対して停止処理を行います。
-forceオプションが指定されていない場合、コピーグループ内で最古のスナップ世代のSnapOPC+セッションに対して停止処理を行います。
-rオプションが指定されている場合、コピーグループ内で最新のスナップ世代に対してリストアの停止処理を行います。

更新量測定のモニターセッションを停止する場合は、測定対象の論理ボリュームを指定します。

論理ボリュームは、以下の形式で指定します。

  • (1) ETERNUS名

  • (2) 論理ボリューム番号

エクステント開始位置とエクステントサイズも指定できます。

  • (1) ETERNUS名

  • (2) 論理ボリューム番号

  • (3) エクステント開始位置(ブロック単位)

  • (4) エクステントサイズ(ブロック数)

"0x"で始まる文字列は16進数を表しています。

エクステント開始位置とエクステントサイズを指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

-estimate

更新量測定のモニターセッションを停止するときに指定します。

-xml

本コマンドの実行結果をXML形式で表示します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項