NASボリュームのスナップショットを自動で採取するNASスナップショットを使用する場合の注意事項を記載します。
参考
NASスナップショット機能については『Storage Cruiser 運用ガイド』の「NAS環境のスナップショットについて」を参照してください。
SAN環境のアドバンスト・コピーとの資源の共有
NASスナップショットの機能は、SnapOPC+で実現されます。
そのため、SAN環境のアドバンスト・コピーと同時に使用する場合、見積りの際にNASスナップショットでの必要量を追加で見積ってください。NASスナップショットでの必要量は以下のとおりです。
ETERNUS ディスクアレイのコピーセッション数
NASスナップショットを運用するNASボリュームの本数分のコピーセッションが必要です。
SDP
NASスナップショットは以下の式で見積った容量分のSDPが必要です。
SDPの追加容量 = 各世代分のNASボリュームの更新量(注)の合計値 |
注: スナップショット採取後、次のスナップショットが採取されるまでのNASボリュームの更新量
更新量の見積りが難しい場合、以下の容量を追加することを推奨します。推奨値のため、運用状況に合わせて変更が必要です。
SDPの追加容量 = NASスナップショットの対象NASボリュームの総容量 ×30~50% |
NASスナップショット採取中のバックアップ/リストア実行
NASボリュームのスナップショット採取が開始状態で、バックアップ/リストアを実行した場合、ccm5008のエラーメッセージを出力して、処理を中断します。
NASボリュームのバックアップ/リストアは、スナップショットの採取を停止させてから実行してください。
参考
自動スナップショット採取の停止方法は、『Webコンソール説明書』の「自動スナップショット採取の開始/停止」を参照してください。