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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

1.1 システム構成

AdvancedCopy Manager CCMを利用する場合の基本システム構成は、『概説書』の「AdvancedCopy Managerの概要」の章にある「エージェントレス型運用」を参照してください。

LAN経由コピー制御機能SAN経由コピー制御機能混在させる場合のシステム構成

筐体間コピーでは、SAN経由コピー制御機能とLAN経由コピー制御機能を混在させる構成が可能です。

図1.1 コピー元がSAN経由コピー制御機能、コピー先がLAN経由コピー制御機能の場合のシステム構成例

図1.2 コピー元がLAN経由コピー制御機能、コピー先がSAN経由コピー制御機能の場合のシステム構成例

図1.3 コピー元がLAN経由コピー制御機能、コピー先がリモートETERNUS ディスクアレイの場合のシステム構成例

ポイント

  • コピー先の論理ボリュームは、どのサーバにも接続しない運用を推奨します。

  • LAN経由コピー制御機能でRECを行う場合、両筺体共に、LAN経由コピー制御機能で運用できるETERNUS ディスクアレイを用意してください。

  • LAN経由コピー制御機能は、ETERNUS ディスクアレイとSSHで通信を行うため、SAN経由コピー制御機能と比べて、処理に時間がかかります。また、AdvancedCopy Manager CCMが一度に実行するコピーペアの数によって、LAN経由コピー制御機能のアドバンスト・コピーに数分かかる可能性があります。

  • LAN経由コピー制御機能を利用する運用環境で2つ以上のコピーペアが存在するコピーグループに対してコピーを指示する場合は、コピーの指示方法(コマンド、Webコンソール)にかかわらず、コピーペア単位にコピーペア数分のコピーを指示するよりコピーグループ単位でコピーを指示する方が、そのコピーグループに対する全体の処理時間を短縮できます。
    LAN経由コピー制御機能を利用して複数のコピーペアを運用する場合は、コピーグループ単位に操作することを推奨します。