Webサイトの能力に着目して毎時の状況を把握したい場合、以下の条件が必要となります。
エンドユーザー側の測定環境(マシン環境やネットワーク環境)が一定
エンドユーザー側の測定が定期
前節(「4.4.1 基本的な製品配置パターン」)では、実際のエンドユーザーにBrowser Agentを配置しましたが、その場合、エンドユーザー側の測定環境は一定になりませんし、実際にエンドユーザーがWebサイトのサービスを利用した際に測定されるために測定は定期となりません。
そのため、上記の条件を満たすには、擬似的にエンドユーザーの操作を繰り返す環境(以降、擬似エンドユーザー)を用意した、以下の製品配置パターンがお勧めです。
以下、定期スケジュールの補助ツールについて補足します。
補足: ブラウザの定期起動ツール(コマンド)の提供について 格納場所: 本製品のDVD-ROMで、以下。 <DVD-ROM-Drive>:\tools\wslm\repeatbrowser.exe ※別のフォルダにコピーして使用する場合は、下記3ファイルを同一フォルダに格納してrepeatbrowser.exeを実行してください。 -repeatbrowser.exe -run_ie_default.vbs -run_ie7_vis.vbs 動作条件: 仕様: [形式] repeatbrowser interval period [説明] ブラウザの起動と停止を定期的に繰り返します。 [パラメーター] interval : ブラウザの起動間隔を秒数で指定します。 period : ブラウザの動作時間を秒数で指定します。 ※ intervalとperiodは、interval > period > 1 の範囲で指定します。 [事前準備] 事前に、ブラウザのホームページに定期アクセス先のWebページを設定します。 アクセス時にブラウザキャッシュの使用を防止したい場合は、事前に、ブラウザ停止時のキャッシュ削除を有効に設定します。(コントロールパネルよりインターネットオプション画面を開き[詳細設定] →セキュリティ→「ブラウザを閉じたとき、[Temporary Internet Files]を空にする」にて設定) [起動方法] DOSプロンプトでコマンドを実行します。 [停止方法] CNTL-Cの入力により停止します。 [標準出力] ブラウザの起動および停止のたびにメッセージを出力します。 [標準エラー出力] エラー発生時にメッセージを出力します。 [使用例] 例: 起動間隔3分(180秒)、動作時間1分(60秒)で起動します。 C:\> repeatbrowser 180 60 20xx/06/08 20:06:47 Start IE 20xx/06/08 20:07:47 Stop IE 20xx/06/08 20:09:47 Start IE |