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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.4 使用手引書

4.4.2 定期測定を実施したい場合の製品配置パターン

Webサイトの能力に着目して毎時の状況を把握したい場合、以下の条件が必要となります。

前節(「4.4.1 基本的な製品配置パターン」)では、実際のエンドユーザーにBrowser Agentを配置しましたが、その場合、エンドユーザー側の測定環境は一定になりませんし、実際にエンドユーザーがWebサイトのサービスを利用した際に測定されるために測定は定期となりません。

そのため、上記の条件を満たすには、擬似的にエンドユーザーの操作を繰り返す環境(以降、擬似エンドユーザー)を用意した、以下の製品配置パターンがお勧めです。


以下、定期スケジュールの補助ツールについて補足します。

補足: ブラウザの定期起動ツール(コマンド)の提供について

格納場所:

本製品のDVD-ROMで、以下。

<DVD-ROM-Drive>:\tools\wslm\repeatbrowser.exe

※別のフォルダにコピーして使用する場合は、下記3ファイルを同一フォルダに格納してrepeatbrowser.exeを実行してください。

-repeatbrowser.exe

-run_ie_default.vbs

-run_ie7_vis.vbs

動作条件:

4.3.2 インストール条件と見積り」参照

仕様:

[形式]

repeatbrowser interval period

[説明]

ブラウザの起動と停止を定期的に繰り返します。

[パラメーター]

interval : ブラウザの起動間隔を秒数で指定します。

period : ブラウザの動作時間を秒数で指定します。

※ intervalとperiodは、interval > period > 1 の範囲で指定します。

[事前準備]

事前に、ブラウザのホームページに定期アクセス先のWebページを設定します。

アクセス時にブラウザキャッシュの使用を防止したい場合は、事前に、ブラウザ停止時のキャッシュ削除を有効に設定します。(コントロールパネルよりインターネットオプション画面を開き[詳細設定] →セキュリティ→「ブラウザを閉じたとき、[Temporary Internet Files]を空にする」にて設定)

[起動方法]

DOSプロンプトでコマンドを実行します。

[停止方法]

CNTL-Cの入力により停止します。

[標準出力]

ブラウザの起動および停止のたびにメッセージを出力します。

[標準エラー出力]

エラー発生時にメッセージを出力します。

[使用例]

例: 起動間隔3分(180秒)、動作時間1分(60秒)で起動します。

C:\> repeatbrowser 180 60

20xx/06/08 20:06:47 Start IE

20xx/06/08 20:07:47 Stop IE

20xx/06/08 20:09:47 Start IE