■必須ソフトウェア
監視サーバと被監視サーバ間の通信のために必要となるソフトウェアについて説明します。
仮想化ソフトウェア | 通信方式 | 監視サーバで | 被監視サーバ |
---|---|---|---|
Hyper-V | WMI | ― | WMI |
VMware ESXi VMware vCenter Server Appliance | HTTPS | ― | ― |
Linux仮想マシン機能(KVM) Oracle VM Server for x86 Solaris ゾーン Oracle VM Server for SPARC | SSH | ― | SSHサーバ(注) |
注) SSHで通信する場合、以下の注意事項があります。
以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以降
Linux仮想マシン機能(KVM)、Oracle VM Server for x86、Solaris ゾーン、およびOracle VM Server for SPARCは、UNIXの標準機能としてインストールされているSSHを使用してください。
使用可能な暗号化アルゴリズムについては、「■通信方式」を参照してください。
ポイント
被監視サーバの性能情報を収集するための条件については、導入手引書「インストール条件と資源見積り」の「インストールレス型Agent」を参照してください。必要なパッケージなどについて説明しています。
■収集できる条件
VMware ESXi/VMware vCenter Server Applianceの場合:
HTTPSによる通信ができる状態でなければなりません。
Hyper-Vの場合:
性能情報を収集するためのコマンド(typeperf)が利用できる状態でなければなりません。
Linux仮想マシン機能(KVM)の場合:
性能情報を収集するためのコマンド(virt-top, virsh)が利用できる状態でなければなりません。
Oracle VM Server for x86の場合:
性能情報を収集するためのコマンド(xentop)が利用できる状態でなければなりません。
Solaris ゾーンの場合:
性能情報を収集するためのコマンド(zonestat)が利用できる状態でなければなりません。
Oracle VM Server for SPARCの場合:
性能情報を収集するためのコマンド(ldm)が利用できる状態でなければなりません。
■資源見積り
被監視サーバの性能情報を収集するために、被監視サーバ側で必要なTELNET/SSHの接続セッション数を以下に説明します。
被監視サーバのプラットフォーム | TELNETまたはSSHの接続セッション数 |
---|---|
VMware ESXi | ― |
Hyper-V | ― |
Linux仮想マシン機能(KVM) | 10 |
Oracle VM Server for x86 | 10 |
Solaris ゾーン | 15 |
Oracle VM Server for SPARC | 14 |
注意
接続セッションの合計数が多い場合、監視サーバのSystemwalker SQC DCMサービス/dcmdプロセスの起動および停止に時間がかかる場合があります。
ネットワークの状態が良くない環境(断続的に接続が切断されるなど)や被監視サーバがビジー状態にある場合は、TELNETもしくはSSHによる通信が正常に行われない可能性があります。常に正常な通信が行える環境で監視を行ってください。
Linux仮想マシン機能(KVM)/Oracle VM Server for x86/Solaris ゾーン(UNIX)/Oracle VM Server for SPARCのSSHは、デフォルトで同時に接続できるセッションの最大数の制限はありません。
被監視サーバの性能情報を収集するために、被監視サーバ側で必要な空きディスク容量を以下に説明します。
被監視サーバに必要な空きディスク容量 : 1MB