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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.4 使用手引書

1.15.4 性能情報(トラフィック情報)のPDB格納

Systemwalker Centric Managerの部門管理サーバ(または運用管理サーバ)から、F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)の出力結果(トラフィック情報)を取得し、そのCSV出力ファイルをPDBに格納すると、本製品のレポート画面からトラフィック情報のレポートを出力することができます。

注意

トラフィック情報をPDBに格納する場合は、Systemwalker Centric Managerのネットワーク性能の「性能情報収集間隔」は「60分」にしてください。

ポイント

当連携は、ファイル渡しによる連携のため、Systemwalker Centric Managerと本製品のAgentは、必ずしも同一ホスト上に配置する必要はありません。

以下に手順を示します。


1.15.4.1 定義方法

トラフィック情報をPDBに格納するには、まず、以下の定義ファイルを用意します。


格納場所

定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。

Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\cntrcconf.ini

UNIX版】

/etc/opt/FJSVssqc/cntrcconf.ini


形式

[MIDDLEWARE_CONF]

XML=ON | OFF


説明

[MIDDLEWARE_CONF]

トラフィック情報を管理するか否かを定義します。

XML=ON | OFF

選択肢の意味は以下のとおりです。初期値は、OFFになっています。

選択肢

意味

ON

トラフィック情報を管理します。

OFF

トラフィック情報を管理しません。


1.15.4.2 セットアップ

A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。

また、収集ポリシーのセットアップを実施した場合は、コンソールに反映が必要です。使用手引書(コンソール編)「Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。

注意

Systemwalker Centric ManagerはSymfoware Serverを同梱しており、デフォルトRDBシステムが存在しない状態で運用する場合があります。その際、収集ポリシーの作成を行ったときに、エラーメッセージ(qdg13315u)が出力される場合があります。

これはRDBシステムの構成を確認するために出力されるエラーメッセージです。収集ポリシー作成コマンドが正常終了した場合は問題ありません。


1.15.4.3 PDBへの格納

トラフィック情報をPDBに格納するには、sqcPDBcloadコマンドを使用します。


格納パス

Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin

UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin


記述形式

sqcPDBcload

-c trafficdata-file


オプション

-c trafficdata-file

PDBに格納する、トラフィックデータファイル(CSVファイル)を指定します。トラフィックデータファイルは、F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)の出力結果です。


使用例

Windows版/UNIX版】

> sqcPDBcload -c traffic.csv


1.15.4.4 表示

トラフィック情報は、以下の方法で表示することができます。

レポート
  • Systemwalker Centric Manager(ネットワーク)カテゴリーのレポート

  • 汎用レポートカテゴリーのレポート

注意

  • [データ間隔]は[1時間単位]のみ使用可能です。それ以外の単位を指定しても表示は行われません。

  • 詳細表示の[CentricTraffic]フォルダは操作できません。