■定義手順
本連携機能を使用した場合、収集される項目は以下です。
WL_JMX_JAVAEE_JVM
WL_JMX_JAVAEE_JDBC_POOL
WL_JMX_JAVAEE_THREAD_POOL
WL_JMX_JAVAEE_TRANSACTION
それぞれの項目は、管理サーバまたは、管理対象サーバごとに収集されます。
Solarisの場合、ガーベジコレクションに関する性能情報は収集されません。
収集テンプレート(template.dat)を修正します。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/template.dat |
[WLJMXSNSR]セクションを修正します。
必要に応じて★印の行を修正します。
######################################### # WebLogic Server JMX Sensor Information [WLJMXSNSR] DCAID="WLJMXSNSR" SERVERNAME="" ★管理サーバまたは管理対象サーバの名前を設定します。 PORT="" ★接続するJMXエージェントのポート番号を設定します。 USER="" ★JMXエージェントに接続するユーザー名を設定します。 PASSWORD="" ★JMXエージェントに接続するユーザーのパスワードを設定します。 JAVA_HOME="" ★JMXエージェントへの接続に使用するJavaのbinディレクトリを設定します。 JROCKIT="" ★監視対象のサーバを実行しているJava VMがJRockit JVMかどうかを設定します。 #########################################
キー | 必須/任意 | 形式 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
DCAID | 必須 | WLJMXSNSR | 「WLJMXSNSR」固定です。 | WLJMXSNSR |
SERVERNAME | 必須 | (注1) | 管理サーバまたは管理対象サーバの名前を指定します。 | なし |
PORT | 必須 | ポート番号 (1~65535) | JMXエージェントにRMIプロトコル(JNDI形式のみ対応)で接続するためのポート番号を指定します。 (注2) | なし |
USER | 必須 | (注3) | JMXエージェントに接続するためのユーザー名を指定します。 | なし |
PASSWORD | 必須 | genpwdで作成した文字列 (注3) (注4) | JMXエージェントに接続するためのパスワードを暗号化して指定します。 | なし |
JAVA_HOME | 必須 | Javaのbinディレクトリのフルパス | JMXエージェントへの接続を行うために使用するJavaのパスを指定します。
| なし |
JROCKIT | 任意 | "ON"または"OFF" | 管理サーバまたは管理対象サーバを実行しているJava VMがJRockit JVMかどうかを示します。
| ON |
注1) 管理サーバおよび管理対象サーバの名前についての詳細はWebLogic Serverのマニュアルを参照してください。
注2) JMXエージェントを有効化する際に指定したポート番号を指定します。
注3) ユーザー名およびパスワードの詳細はWebLogic Serverのマニュアルを参照してください。
注4) genpwd(パスワード暗号化コマンド)の使用方法は、「A.6 genpwd(パスワード暗号化コマンド)」を参照してください。
: ######################################### # WebLogic Server JMX Sensor [WLJMXSNSR] DCAID="WLJMXSNSR" SERVERNAME="AdminServer" PORT="7002" USER="weblogic" PASSWORD="oShc+uU9Gl8=" JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin" JROCKIT="OFF" ######################################### : |
[ATTR::AP]セクションを修正します。
GROUPキーに、セクション名「WLJMXSNSR」を追加します。
【修正前】
[ATTR::AP] GROUP="XXXX,YYYY" |
【修正後】
[ATTR::AP] GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR" |
ポイント
管理サーバと監視対象サーバなど、2つ以上のインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。
セクションを追加し、パラメーターを設定します。
セクションは、18バイト以内の半角英数字で定義可能ですが、セクション名が収集テンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「WLJMX1」というセクションを追加した例を記述します。
複数のインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は「WLJMXSNSR」と定義してください。
【定義例】
: ###################################### # WebLogic Server JMX Sensor [WLJMXSNSR] DCAID="WLJMXSNSR" SERVERNAME="AdminServer" PORT="7002" USER="weblogic" PASSWORD="oShc+uU9Gl8=" JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin" [WLJMX1] DCAID="WLJMXSNSR" SERVERNAME="ManagedServer" PORT="7007" USER="webadmin" PASSWORD="oShc+uU9Gl8=" JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin" JROCKIT="OFF" ###################################### : |
手順1.で追加したセクション名を、「ATTR::AP」セクションの「GROUP」キーに追加します。手順1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。
【修正前】
[ATTR::AP] GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR" |
【修正後】
[ATTR::AP] GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR,WLJMX1" |