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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.4 使用手引書

1.5.2 定義方法

定義手順

本連携機能を使用した場合、収集される項目は以下です。

それぞれの項目は、管理サーバまたは、管理対象サーバごとに収集されます。

Solarisの場合、ガーベジコレクションに関する性能情報は収集されません。


  1. 収集テンプレート(template.dat)を修正します。

    ■格納場所

    【Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

    【UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/template.dat

    1. [WLJMXSNSR]セクションを修正します。

      ■修正内容

      必要に応じて★印の行を修正します。

      #########################################
      # WebLogic Server JMX Sensor Information
      [WLJMXSNSR]
      DCAID="WLJMXSNSR"
      SERVERNAME=""   ★管理サーバまたは管理対象サーバの名前を設定します。
      PORT=""         ★接続するJMXエージェントのポート番号を設定します。
      USER=""         ★JMXエージェントに接続するユーザー名を設定します。
      PASSWORD=""     ★JMXエージェントに接続するユーザーのパスワードを設定します。
      JAVA_HOME=""    ★JMXエージェントへの接続に使用するJavaのbinディレクトリを設定します。
      JROCKIT=""      ★監視対象のサーバを実行しているJava VMがJRockit JVMかどうかを設定します。
      #########################################
      ■設定値

      キー

      必須/任意

      形式

      説明

      デフォルト値

      DCAID

      必須

      WLJMXSNSR

      「WLJMXSNSR」固定です。

      WLJMXSNSR

      SERVERNAME

      必須

      (注1)

      管理サーバまたは管理対象サーバの名前を指定します。

      なし

      PORT

      必須

      ポート番号

      (1~65535)

      JMXエージェントにRMIプロトコル(JNDI形式のみ対応)で接続するためのポート番号を指定します。 (注2)

      なし

      USER

      必須

      (注3)

      JMXエージェントに接続するためのユーザー名を指定します。

      なし

      PASSWORD

      必須

      genpwdで作成した文字列 (注3) (注4)

      JMXエージェントに接続するためのパスワードを暗号化して指定します。

      なし

      JAVA_HOME

      必須

      Javaのbinディレクトリのフルパス

      JMXエージェントへの接続を行うために使用するJavaのパスを指定します。

      • WindowsまたはLinux版の場合
        JRockit JVMまたはHotSpot JVMのパスを指定します。

      • Solaris版の場合
        HotSpot JVMのパスを指定します。

      なし

      JROCKIT

      任意

      "ON"または"OFF"

      管理サーバまたは管理対象サーバを実行しているJava VMがJRockit JVMかどうかを示します。

      • JRockit JVMを使用して実行している場合WindowsまたはLinux版の場合)
        "ON"を指定します。

      • Hotspot JVMを使用して実行している場合Solaris版の場合)
        "OFF"を指定します。

      ON

      注1) 管理サーバおよび管理対象サーバの名前についての詳細はWebLogic Serverのマニュアルを参照してください。

      注2) JMXエージェントを有効化する際に指定したポート番号を指定します。

      注3) ユーザー名およびパスワードの詳細はWebLogic Serverのマニュアルを参照してください。

      注4) genpwd(パスワード暗号化コマンド)の使用方法は、「A.6 genpwd(パスワード暗号化コマンド)」を参照してください。


      ■定義例

      #########################################

      # WebLogic Server JMX Sensor

      [WLJMXSNSR]

      DCAID="WLJMXSNSR"

      SERVERNAME="AdminServer"

      PORT="7002"

      USER="weblogic"

      PASSWORD="oShc+uU9Gl8="

      JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin"

      JROCKIT="OFF"

      #########################################

    2. [ATTR::AP]セクションを修正します。

      ■修正内容

      GROUPキーに、セクション名「WLJMXSNSR」を追加します。

      【修正前】

      [ATTR::AP]

      GROUP="XXXX,YYYY"

      【修正後】

      [ATTR::AP]

      GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR"

ポイント

管理サーバと監視対象サーバなど、2つ以上のインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。

  1. セクションを追加し、パラメーターを設定します。

    • セクションは、18バイト以内の半角英数字で定義可能ですが、セクション名が収集テンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「WLJMX1」というセクションを追加した例を記述します。

    • 複数のインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は「WLJMXSNSR」と定義してください。

    【定義例】

    :

    ######################################

    # WebLogic Server JMX Sensor

    [WLJMXSNSR]

    DCAID="WLJMXSNSR"

    SERVERNAME="AdminServer"

    PORT="7002"

    USER="weblogic"

    PASSWORD="oShc+uU9Gl8="

    JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin"

    [WLJMX1]

    DCAID="WLJMXSNSR"

    SERVERNAME="ManagedServer"

    PORT="7007"

    USER="webadmin"

    PASSWORD="oShc+uU9Gl8="

    JAVA_HOME="/root/Oracle/Middleware/bin"

    JROCKIT="OFF"

    ######################################

    :

  2. 手順1.で追加したセクション名を、「ATTR::AP」セクションの「GROUP」キーに追加します。手順1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。

    【修正前】

    [ATTR::AP]

    GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR"

    【修正後】

    [ATTR::AP]

    GROUP="XXXX,YYYY,WLJMXSNSR,WLJMX1"