「拡張印刷モード」タブでは、印刷動作の置換について設定します。
図3.15 K端末LBPサポートの設定(「拡張印刷モード」タブ)
本画面の設定により、ホストから指定される印刷動作を、異なる印刷動作に置き換えることができます。
ホストから印刷データを受信すると、優先順位1から順に「ホストからの指定」に設定した内容を比較し、「用紙/印刷モード」、「印刷面指定」、「その他の条件」のすべてが一致すれば「置換する印刷動作」に設定した内容で印刷動作を行います。
一致しなければ、ホストからの指定どおりになります。
設定した条件を消去するには、「用紙/印刷モード」で <なし> を選択してください。
また、用紙/印刷モードが空白の場合は、ほかの項目は指定できません。
なお、レーザビームプリンタ装置の機種や給紙ユニットの装着状況により設定が無効になる場合があります。
詳しくは、「付録D 印刷制御」を参照してください。
<ホストからの指定>
図3.16 ホストからの指定(用紙/印刷モード)
ホストからの用紙/印刷モードに関する指定を選びます。
: | 指定した用紙サイズが対象となります。 | |
・ALL | : | すべての用紙サイズが対象となります。 |
・縦 | : | |
・横 | : | |
・LP | : | |
・<なし> | : | この優先順位の設定を解除し、設定域はすべて空白になります。 |
注意
縦/横/LPの項目がないものはすべての印刷モードが対象となります。
図3.17 ホストからの指定(印刷面指定)
ホストからの印刷面に関する指定を選びます。
・装置設定 | : | 「印刷面は装置設定」指定が対象となります。(1) |
・片面継続 | : | 「片面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(2) |
・両面継続 | : | |
・表面から両面 | : | 「表面から両面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(4) |
・裏面から両面 | : | 「裏面から両面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(5) |
・両面指定時 | : | (3)~(5)のいずれかであれば対象となります。 |
・面指定時 | : | (2)~(5)のいずれかであれば対象となります。 |
・すべて | : | 面指定によらず対象となります。 |
図3.18 ホストからの指定(その他の条件)
必要であれば、ホストからの指定を選びます。
指定しなければ、比較条件となりません。
以下、@A,@U,@Lは プルダウンメニューで選択可能です。
それ以外の指定項目(@LIST等)については、文字列(半角文字)を入力してください。
なお、ホストのバージョン・修正レベルによって下記の「ホストからの印刷モード」による縮刷(縮小印刷)がホストより指定できない場合があります。
詳しくは、「付録D 印刷制御」を参照してください。
: | ||
: | 「第一(上段)カセット」が対象となります。 | |
: | 「第二(下段)カセット」が対象となります。 | |
: | ||
: | ||
: | ||
: | ホストからの印刷モードが「60%縮刷モード(ポートレート)」の場合、対象となります。 | |
: | ホストからの印刷モードが「60%縮刷モード(ランドスケープ)」の場合、対象となります。 | |
・ZOOM80 | : | ホストからの印刷モードが「80%縮刷モード(ポートレート/ランドスケープ)」の場合、対象となります。 |
・ZOOM60 | : | ホストからの印刷モードが「60%縮刷モード(ポートレート/ランドスケープ)」の場合、対象となります。 |
: | ホストからの印刷モードが「80%縮刷モード(ポートレート/ランドスケープ)」または、「60%縮刷モード(ポートレート/ランドスケープ)」の場合、対象となります。 |
以下に、指定動作例を記述します。
例
他の条件も指定する場合、カンマで区切って入力します。
<置換する印刷動作>
図3.19 置換する印刷動作(出力用紙)
「出力用紙」で用紙サイズを指定すると、ホストからの用紙指定は無効になり、指定された用紙の印刷域に収めるようにズーミング(縮小/拡大)動作を行います。
「自動」を指定すると、ホストからの用紙指定に従って印刷動作を行います。
なお、設定されている「接続機種」により指定できない用紙サイズがあります。
詳しくは、「付録D 印刷制御」を参照してください。
・自動 | : | ホストからの用紙指定に従って印刷動作を行います。 |
・A3 | : | A3用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
・B4 | : | B4用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
・A4 | : | A4用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
・B5 | : | B5用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
・A5 | : | A5用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
: | レター用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 | |
: | リーガル用紙に収めるようにズーミング動作を行います。 |
図3.20 置換する印刷動作(印刷面動作)
実際の印刷面動作を設定します。
PDFファイル出力機能を使用する場合は各面が連続したページのファイルとなります。
・自動 | : | ホストからの指定を優先します。 | |
・片面印刷 | : | ホストからの面指定によらず片面印刷します。 | |
・左綴じ両面 | : | ||
・上綴じ両面 | : | ホストからの面指定によらず上綴じ両面印刷します。 |
図3.21 置換する印刷動作(裏面シフト)
両面印刷時、綴じしろのために裏面の印刷域を移動することができます。
このときの移動量を指定します。0~99(mm)の範囲で指定可能です。
ズーミング(縮小/拡大)動作を行う場合、ズーミング後の原点に対しての指定となります。
図3.22 置換する印刷動作(その他の動作)
指定しなければ、ホストからの指定どおりとなります。
以下、#A,#1,#2,#3,#4,#Mはプルダウンメニューで選択可能です。
それ以外の指定項目(ANK0等)については、文字列(半角文字)を入力してください。
複数設定することも可能です。なお、PDF出力モードを使用する場合、給紙口の指定は無効です。
給紙口 | ||
・#A | : | |
・#1 | : | 給紙口1(上段カセット) |
・#2 | : | 給紙口2(下段カセット) |
・#3 | : | 給紙口3 |
・#4 | : | 給紙口4 |
・#5 | : | 給紙口5 |
・#M | : | |
PDFファイル形式 | ||
・$n | : | PDF出力モードにおける「PDF出力モード」タブの形式番号を指定します。 nには形式番号に対応する数字(1~12)を指定します。(例:形式番号11→$11) 指定しない場合や無効なnの場合は形式番号「指定なし」に対応する形式に従います。 |
ANKフォント | ||
・ANK0 | : | |
・ANK1 | : | ANK文字を半角漢字用フォントで印字します。 「K印刷モード」の「ANKフォント」の設定より優先します。 |
・KFM+ | : | 漢字(明朝体)をMS フォント優先で印字します。 標準の字体(FFフォント)よりもやや太めの文字となります。 |
・KFG+ | : | 漢字(ゴシック体)をMS フォント優先で印字します。 標準の字体(FFフォント)よりもやや太めの文字となります。 |
縮刷 | ||
・ZOOM80 | : | ホストから縮刷モード指定がなくても80%縮刷出力します ※ |
・ZOOM60 | : | ホストから縮刷モード指定がなくても60%縮刷出力します ※ |
ホストからの印刷モードが次の場合のみ有効です。他の印刷モードを指定した場合、これら縮刷動作指定は無視されます。
出力用紙が「自動」の場合、ホストからの指定用紙と出力用紙の関係は、以下のようになります。
縮小動作指定 | ホストからの指定用紙 | 出力用紙 |
---|---|---|
ZOOM80 | A3 | B4 |
B4 | A4 | |
A4 | B5 | |
B5 | A5 | |
A5 | A5 | |
レター | ||
ZOOM60 | A3 | A4 |
B4 | B5 | |
A4 | A5 | |
B5 | B5 | |
A5 | A5 | |
レター | レター |
以下に、指定動作例を記述します。