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Systemwalker Operation Manager  解説書

4.3 Webコンソール/Web APIの暗号化通信

Systemwalker Operation Managerでは、WebコンソールやWeb API【Windows版】【Linux版】との通信に暗号化通信(SSL: Secure Socket Layer)を使用します。SSLの使用時に必要な証明書/鍵管理環境について説明します。

証明書と秘密鍵

SSLを使用するためには、認証局の証明書(発行局証明書)、サイト証明書、それに対応する秘密鍵が必要となります。また、証明書の有効性を確認するために、CRL(証明書失効リスト)が利用されます。

X.509またはRFC5280に準拠し、RSA暗号アルゴリズムの鍵が使用されている証明書・CRLが使用できます。

認証局からの発行時やバックアップ/移行などの場合に、PKCS#12データが用いられることがあります。PKCS#12データには、証明書とそれに対応する秘密鍵、および、その証明書の検証に必要な証明書が含まれており、パスワード文字列で暗号化されています。

証明書/鍵管理環境では、以下のPKCS#12データを移入する(登録する)ことができます。

移入方法は“Systemwalker Operation Manager 移行ガイド”の“証明書/鍵管理環境を移行する場合”を参照してください。

認証局(証明書発行局)

証明書は、認証局(証明書発行局)が発行します。

証明書/鍵管理環境では、以下の条件を満たす証明書を扱うことができます。

認証局への証明書取得申請(CSR)に必要な情報やその申請方法、発行された証明書の取得方法、証明書に取り込まれる情報は、認証局の運用に依存して異なります。そのため、運用開始前に、認証局が公開しているテスト用証明書などを利用し、証明書/鍵管理環境に登録できるか確認しておくことを推奨します。