IIOPサービスでは、クライアントからリクエスト送信する際に、サーバーへの無通信状態を監視して一定時間通信が行われていなければ、コネクションを切断後、再接続できます。
本監視機能の設定は、クライアントのJava VMまたはGlassFish ServerクラスターでJava VMオプションとして指定します。
com.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts
タイムアウト時間(ミリ秒)
0~2147483647
「0」を設定した場合、クライアント側無通信監視は行いません。
範囲外の値を指定した場合、アプリケーションにUTIL6009メッセージが通知されます。
GlassFish Serverクラスターに範囲外の値を指定した場合、GlassFish Serverクラスターの起動時にUTIL6009メッセージが通知されますが、GlassFish Serverクラスターは正常に起動します。
480000 (8分)
GlassFish Serverクラスターをクライアントとして使用する場合
Java VMオプションに設定します。
-Dcom.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts=設定値
注意
Java VMオプションを設定する際は、事前にGlassFish Serverクラスターを停止し、設定後に再起動してください。
アプリケーションクライアントコンテナの場合
VMARGS環境変数に設定します。
set VMARGS=-Dcom.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts=設定値
VMARGS=-Dcom.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts=設定値 export VMARGS
スタンドアロンクライアントの場合
Java VMオプションに設定します。
-Dcom.fujitsu.appsrv.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts=設定値
本監視機能を使用した場合、負荷分散装置(IPCOM)やファイアウォールの無通信監視時間などにより、サーバーからコネクション切断が行われていた時に、クライアント側で新しくコネクションが作成されるため、クライアントからの接続が正常に実施されます。