共通ディレクトリー
DASとすべてのGlassFish Serverクラスターで共通に使用するライブラリー(jarファイルまたはクラスファイル)を保管します。
共通ディレクトリーには、JDBCドライバーなどユーザーがアプリケーションで使用するライブラリーを自由に設定できます。
jar: [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\lib クラス: [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\lib\classes
jar: [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/lib クラス: [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/lib/classes
共通ディレクトリーへのライブラリーの設定は、以下の手順で実施します。
共通ディレクトリーに必要なライブラリーを配置します。
リポジトリーを同期化するため、domain.xmlの更新日時を現在時刻に更新します。
DASを再起動します。
GlassFish Serverクラスターを再起動します。
アプリケーションライブラリ
アプリケーション内で共通に使用するライブラリーを、配備時にJARファイルの絶対パスで指定します。ライブラリーが保管されているディレクトリーの指定はできません。
アプリケーションライブラリを変更する場合は、絶対パスで指定しているJARファイルを同名のJARファイルで置き換えるか、再配備します。
配備は、asadminコマンドで行います。
注意
アプリケーションライブラリでは、以下の参照ができません。
1つの配備単位で複数のアプリケーションライブラリを指定した場合、そのアプリケーションライブラリ間は参照できません。
アプリケーションライブラリから、Connectorクラスローダでロードされるリソースは参照できません。
アプリケーションの配備解除後も、配備時に指定したアプリケーションライブラリを削除できない場合があります。この場合、DASおよびGlassFish Serverクラスターを停止後、ファイルを削除してください。
クラスパスのサフィックス
共通クラスローダのクラスパスの末尾に挿入するクラスパスを設定します。クラスパスのサフィックスは、GlassFish ServerクラスターまたはDASごとに有効となるため、GlassFish Serverクラスター(またはDAS)ごとに共通クラスローダがロードするクラスを設定できます。
クラスパスのサフィックスは、asadminコマンドのsetサブコマンドで設定します。クラスパスのサフィックスを設定した場合、GlassFish Serverクラスター(またはDAS)を再起動してください。
参照
詳細については「9.9.15 Java VMの定義項目」の「クラスパスのサフィックス」を参照してください。
注意
クラスパスのサフィックスに指定したJARファイルが、設定対象のGlassFish Serverクラスターを停止しても削除できない場合があります。この場合、設定対象のGlassFish ServerクラスターおよびDASを停止して削除するようにしてください。