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Enterprise Postgres 14 SP1 運用ガイド
FUJITSU Software

B.2.3 pgx_declare_external_master_key

pgx_declare_external_master_keyは、鍵管理システムに存在する暗号化キーを透過的データ暗号化のマスタ暗号化キーとして使用することを宣言します。すでにマスタ暗号化キーが存在する場合、マスタ暗号化キーを変更します。もしキーストアがオープンされていなければ、キーストアがオープンされます。

引数には、マスタ暗号化キーを特定するための情報を指定します。引数は名前付け表記で指定してください。引数に渡す情報は使用する鍵管理システムによって異なります。

この関数は、スーパーユーザーのみ実行可能です。また、トランザクションブロック内でこの関数を実行することはできません。

この関数は、拡張モジュール’tde_kms’をインストールした場合に利用可能です。

タイプKMIPの鍵管理システムを使用する場合

以下の引数を名前付け表記で指定します。

  • kms_name text

    鍵管理システム接続情報ファイルに指定した鍵管理システム名を指定します。省略できません。

  • key_id text

    KMIPサーバにおいて暗号化キーに付けられた鍵IDを指定します。省略できません。

  • sslpassphrase text

    KMIPサーバに接続する際のクライアント証明書用秘密鍵ファイルのパスフレーズを指定します。秘密鍵ファイルにパスフレーズが設定されていない場合は省略できます。

SELECT pgx_declare_external_master_key( kms_name => 'mykmipsvr', key_id => 'a0eebc99-9c0b-0000-0000-000000000000', sslpassphrase => 'mykmippassphrase' );