ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6<Cloud Services 編>
FUJITSU Software

25.3 サポート範囲

ここでは、Azure環境でのPRIMECLUSTERのサポート範囲について説明します。

サポートする構成
  • クラスタノード数:1~2ノード

  • クラスタシステムの運用形態: 1:1運用待機、相互待機、シングルノードクラスタ、スケーラブル運用(Symfoware Server(Native)のホットスタンバイ機能使用時のみ)

  • ネットワーク構成:クラスタを構成する仮想マシンは、APIエンドポイントと通信ができること

  • ボリュームデータの引継ぎ構成

    • Azureマネージドディスクを使用したGDSのサーバ間ミラーリングによるデータ引継ぎ

サポートする監視機能
  • AZ異常(マルチアベイラビリティゾーンでのクラスタシステムの場合)

    クラスタインタコネクト定周期監視によりAZの異常を検出し、LEFTCLUSTERとします。

  • ゲストOS、クラスタインタコネクト異常

    クラスタインタコネクト定周期監視によりゲストOSのハングアップを検出し、待機系に自動切替えします。

  • ディスクアクセス異常

    GDSのボリューム管理機能と組み合わせることで、ディスクアクセスの異常を検出(Gdsリソースで監視)し、ディスクアクセス不可の場合に待機系に自動切替えします。

  • クラスタアプリケーション異常

    クラスタアプリケーションのリソース異常発生時に待機系に自動切替えします。

動作条件
  • 動作クラウド:Microsoft Azure

  • 動作リージョン:東日本、西日本

  • 動作OS:Red Hat Enterprise Linux 7.2 (for Intel64) 以降、Red Hat Enterprise Linux 8.1 (for Intel64) 以降

注意

  • 仮想マシンに対するスナップショットはOSを停止した状態のみ取得可能です。

  • PRIMECLUSTERの以下の機能は使用できません。

    • GFS

    • GLS

    • GDS Snapshot

    • GDSのルートクラスとローカルクラス

    • GDSのシングルボリュームおよび、ネットミラー以外のタイプのディスクグループ (ミラー 、ストライプ、コンカチネーション、スイッチ)

    • かんたん設計構築機能

  • Azure機能のうち、ノード操作を伴う機能(自動スケール等)については使用できません。